丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

まるでスッポン!?ベトナム人気質に敗北@ホーチミン

ベトナム人の気質として私が想うのは、
やはり”諦めが悪い”というところだ。

この気質は、良く言うと「粘り強い」ということになり、
悪く言うと「しつこい」ということになるだろう。

実際、私がベトナムで体験した感情としては、
とにかく「しつこい」ということになってしまう。

このしつこさは、東南アジアでナンバー1と言えよう。
一度食いつかれたら、中々離れてくれない。
まさにスッポンに食いつかれる感じである。

 

 

ホーチミンのベンタイン市場に行った時のこと。

適当にベンタイン市場の中を散策し終えた後、
別の場所に行くため外に出て、信号待ちしていた。

すると笠を被ったお土産売りの女の子が私のところへ来て、
首からぶら下げた売り物の箱の中を見せてきた。

扇子やその他、小物雑貨を売っているようだ。
買う気はなかったが参考までにと、
扇子の値段を訊いてみたところ、「500円」と彼女は答えた。

「ふ~ん、、ありがとう」と買う意思がないことを彼女に伝え、
再び信号待ちモードに入った。

しかし彼女は私の前に立ちはだかり、
一度興味を示した扇子を差し出してくる。

「いやいや、買わないから」と彼女に伝えるも、
一向に引く気配なし。

そのしつこさで私は信号待ちを諦め、
一度その場を離れるため、歩き出した。

すると彼女は私に扇子を見せながらついてくる。
一見おとなしい子なのに、根性がハンパない。

私は英語で「要らない、要らない」言いながら、
彼女を振りほどくためにベンタイン市場の周りを歩くが、
どこまでもついてくる。

私はその異常なしつこさに感情が乱されたため、
一旦立ち止まって、彼女に
「要らないから!しつこいよ!!」
と日本語でちょっと怒鳴った。

なんと大人げない。。

しかし彼女は、なおも諦めない。
私はその根性に完全に敗北した。

精神的ダメージがかなり大きい。

そこで私は逃げるように市場の中に入ったところ、
彼女は中に入れないためか、諦めてくれた。

 

 

またある日の夜、グエンタイホック通りのコンビニで
アイスを買い、通りでアイスを食べていると、
1人の少年が私のところにニタニタして近づいて来た。

そしてなぜか、私の一挙手一投足をマネし始めたのだ。
「面白い子だな。。」と思いつつ、やがてアイスを食べ終えた。

すると少年は「ガムを買わないか」と私に売り物を見せてきた。
しかし私は「ごめんけど、要りません」と断り、歩き出した。

だが少年は諦めることなく、私についてきた。
しかも私の横に並びマネをしている。

私が急に止まると、少年も止まる。
急に走ると、少年も走ってついてくる。

これには、かなりイライラさせられる。

こうなったら試しにどこまでマネできるか勝負だ!

私がジャンプすると、少年も合わせてジャンプ。
スキップをすると、少年もスキップ。

歩道に屋台が出ている場所だったので、
屋台の客が面白そうに我々を見ていた。

意地になっていた私は、そんな目は気にしない。

 

私が再び歩き出すと、やはり少年は真横についてくる。
そこで大きい木を発見したので、
その横を通ることで、少年と一瞬離れることができた。

そしてすかさず私は木に隠れた。
私を見失った少年は焦って私を探す。

しかし私は少年から見て木の死角に隠れるものだから、
少年はぐるぐる木の周りを廻り続けるだけで、
私を捕まえられない。

まるでお父さんと息子の公園での遊びのようだ。
街の真ん中で何をやっているのだろう。(笑)

 

最終的に私は少年は捕まって上げたが、
彼は笑顔いっぱいに喜んでいた。

私にガムを売る目的だったらしいが、
十分遊んでもらったと満足したのか、
「バイバイ」と手を振り、去って行った。

生意気だったが、やはり根は子供だ。
しかしこのセールスの仕方は初めてであった。

 

 

また別の日、街中を散策していると、
バイクが交通違反でポリスに捕まっていた。

そのバイクの運転手は、
狂ったように叫びながら抵抗していた。

こんな激しい抵抗は日本ではまず見かけない。

一度その場をやり過ごし、再度その場を通ったが、
まだわーわー言いながら抵抗している。

かなりの”諦めの悪さ”である。

 

 

ベトナム人のこの”諦めない””しつこい”気質が、
ベトナム戦争でのアメリカ軍から勝利に関係している
と言われれば、妙に納得してしまう。

決して屈しない根性丸出しであるがゆえに。。。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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