丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

サラリーマンのウブド自転車観光ひとり旅@バリ島

1週間の休暇を取り、やって来たのは噂のバリ島。
台北経由便のため、往復2泊は台北滞在。
よってバリ島では4泊という、超短期個人旅行である。

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そのうち2泊をウブドに滞在することにした。
本来ならバリ島到着後、まず空港に近いクタ辺りで1泊して、
ウブドへ向かうのが賢明であろう。

しかしフライトスケジュール上、
最終日はクタに宿泊しなければならなかったため、
一刻も早くウブドに行くことが先決であった。

私の中の”バリ島”のイメージは、ビーチよりも田畑。
すなわち”ウブド”こそ、私の中での”バリ島”なのである。

 

空港に到着し外へ出ると、今までにない体験したことのない
南国リゾートらしい、ぬるく甘い匂いが漂ってきた。

早速バスでウブドへ直行!と行きたかったのだが、
どうも空港からウブド直行のバスは無いらしい。

もしバスで行くなら、一度クタに出て、
それからウブドへバスで行くというルートになるとの事。

 

しかし時刻はすでに16時を回っていたため、
確実にクタからバスに乗れるか分からない。

そのため値は張るが、
贅沢にもタクシーでウブドへ向かうことにした。

客引きに来たタクシーの運転手に値段を聞いてみると、
「50ドル」と言ってくる。

完全にボラれているのは一瞬で分かった。

しかし今まで体験したことのない、吹っかけ具合に驚き、
思わず「フィフティーダラー???!!!」
と叫んでしまった。

やはりバリ島は世界屈指のリゾート観光地なだけあって、
これだけの”吹っかけ”が成立するのだろう。

 

客引きから離れて他のタクシーを探す手はあったが、
この客引きとの交渉を楽しんでみることにした。

手始めに「15ドル!」と提案したところ、
客引きにビックリされた。

そのリアクションからいって、本当に安すぎたらしい。
なので「20ドル」を打診。

しかし相変わらず呆れた表情であり、
「そんなんでは、どのタクシーも乗っけてくれないぞ」
と言われた。

「それなら他のタクシーに当たってみる」と言い、
その場を離れようとすると、
「サー、サー」と言いながら、私を引き留める。
※サーとは、敬意を込めた言葉。

私も他のタクシーを見つけるのは面倒であったため、
結局、最交渉し、”30ドル”で合意に至った。

恐らくボラれていただろうが、
ウブドまで2時間は掛かるらしいので、
まぁ個人的に納得した形だ。

時間をお金で買うという、サラリーマン旅行ならではである。

 

 

ウブドへの道中は、かなり渋滞しており、
またバイクと接触事故を起こし、足止めを食らったため、
結局ウブドへは3時間掛かった。

事故時にはビクビクするバイクの若者の財布から
現金を全て巻き上げていた。

しかも到着したと同時に、ドライバーは
「事故したからもう10ドルだ」とか平然と要求してきた。

「それはあんたが運転が下手だからだろう!」と言い、
30ドルだけ渡し、さっさとその場を後にした。

インドだとしつこくお金を要求してくるが、
バリ人は諦めが早かった。

 

 

ウブドではバンガローに2泊滞在した。

このバンガロー、シャワーとバスタブは屋外にあったため、
夜は星を眺め、虫の鳴き声の中、
フロに入るという贅沢ぶりを堪能できる粋な宿であった。

しかも自転車の貸し出しを行っていたため、
ウブドでは自転車で観光することとなった。

ウブドの町は自転車で観光するには丁度いい大きさ。
よほどの郊外に行かない限り、タクシーは必要ない。

私の場合は、田畑の広がる郊外まで自転車で出かけたのだが、
それでも30分ほど漕げば田園地帯に行くことができる。

ただどの国のレンタサイクルでもそうだが、
自転車のシートが異常に硬いので、
遠距離走行で”痔”になるのは覚悟である。(笑)

 

郊外には田園の他、バリ風家具の工房があり、
制作現場を目の前で見ることができるため興味深い。

どうやらこういう工房から、
町中の雑貨屋は買い付けているのだろう。

中には雑貨の販売を直販で行っている工房もある。
ここでの価格を見た後は、町中の雑貨屋では買う気が失せる。

 

ウブドの町中にあるモンキーフォレストを歩いていると、
茂みの中にヒッソリと佇む工房を見つけた。

看板もなく、入り口も整備されていない。
運よく気づいた者だけが辿り着けるような工房だ。

恐る恐る中に入ると、そこには一人で黙々と木彫り雑貨の
制作を行っているアーティストがいた。

1つの木から仏陀の顔が出来上がっていくという、
そのマジカルな手さばきに、しばし見とれてしまった。

アーティストも私の目を気にせず、淡々と制作を続ける。
物凄い居心地の良い空間であった。

まさに隠れ家的空間だ。

 

工房内には他の土産物屋ではお目にかからないような
オリジナル性の高い雑貨が低価格で置いてある。

私はここで雑貨を数個購入した。
やはり制作者の顔を知って買えるのは素晴らしい。

郊外まで行かなくて良いので、お勧めの工房だ。

しかし発見し辛いため、辿り着けるかどうかが鍵となる。

まぁ”本物”とは大抵、そのような環境下にあるるものだ。

 

 

夜にバリ島儀式の「ケチャ」を見物しようと会場へ行ったが、
入場料がいるとのことで萎えてやめた。

観光化している時点で、ピュアな儀式ではない。
インドで100%ピュアな儀式「プジャ」を体験しなければ、
足を運んでいたかもしれない。

<該当記事:インドで毎晩行われるのクレイジーな儀式

 

 

ウブド・・・そこは芸術性の高い、穏やかな町であった。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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