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台湾の夜の治安は悪い?台北と高雄を実際に歩いてみた

”台湾の治安は悪い”という印象は、個人的に全くない。

それは始めて台湾桃園国際空港の
到着ロビーに出た時にビビッと感じた。

アジアの様々な国を旅するとわかるのだが、
まずその国の到着ロビーに出た途端、
怪しい客引きが声を掛けてくることが常であるのだ。

しかし台湾においては、
誰一人として声をかけてくるものはいなかった。

その時、直感的に「台湾の治安は悪くない」と悟った。

 

台湾で始めて訪れた都市は台北であるが、
何日か1人で台北市内を歩き回っていても、
治安が悪いと感じるシチュエーションはなかった。

それは夜も同じであった。

通常、東南アジアなどで夜に街を徘徊するときは、
自然と気が張ってしまうのだが、
台北の街を歩く感覚は、日本を歩く感覚と変わらない。

とてもリラックスしていられる。

 

台湾の中でも台北は、
街並みが中国の都市と似ている印象を受ける。

中国の都市を夜歩いていると、
しつこいほどに、あらゆる客引きが声をかけてくる。

そのため夜の台北市内を歩いていて、
時折、中国とシンクロし、オヤジと目が合っただけで、
反射的に戦闘態勢に入ろうとする自分がいたりする。

ここまでくると、立派なトラウマである。(笑)

 

実際のところ、台北に滞在中は夜12時を回っても、
街なかをうろつくことも多かったが、
治安の部分を懸念することはほとんどなかった。

中国とは似て、全く非である。

 

しかし女性に関しては、夜の一人歩きこそ問題ないが、
その際は、人通りのない場所は避けたほうが無難なようだ。

これは台北に住むマカオ人女性から聞いた話なのだが、
強盗などの危険性はないが、夜の台北では、
痴漢やストーカーがたまに出没するらしい。

まぁこの辺の危機管理は恐らく、
日本でも状況は同じではないだろうか。(苦笑)

治安うんぬんの話ではないだろう。

 

 

台湾第2の都市、高雄の治安

台北で治安の良さを経験済みだったので、
高雄を訪れる際は「治安が悪いのか」
など思うことは皆無であった。

そして実際に高雄を訪れて、
それは間違いではなかったことが証明された。

それどころか高雄の治安は、スーパーグッドである。

とりあえず、高雄駅の路地裏から
高尾駅まで歩いた動画を撮ってきた。

時間は、夜11時ころである。

 

 

たまにホームレスが路上に寝ていたりするのだが、
夜に街を徘徊しても、
治安が悪いと感じる状況はなし。

高雄は台北よりも、むしろ平和的な空気が流れている。

 

なぜ高雄の治安をスーパーグッドと評価したかというと、
なにしろ高雄人は人が良い。

情に厚く、律儀である。

 

本来の台湾人

そもそも台湾には、大きく分けて、
本省人と外省人という2種類の台湾人が存在する。

簡単に説明すると、外省人とは第2次世界大戦後に、
中国本土から台湾、主に台北に移民してきた人たち。

すなわち、中国共産党に追い出された、
蒋介石率いる国民党関連の中華民国人たちである。

この台湾外省人系の人は今でも、
台北を含む台湾北部地方に多く存在している。

 

一方、高雄や台南といった、台湾南部地方には、
台湾本省人が多くを占める。

台湾本省人とは、第2次世界対戦前から、
もともと台湾に住んでいた人たち。

すなわち、本来の意味での台湾人である。

そのため、台湾南部地方では、
台湾北部で話される中国語(普通語)ではなく、
台湾語が話されている現実がある。

台湾本省人には、台湾の原住民である高砂族、
そして福建人や客家人が多い。

 

この話をすると長くなってしまうので割愛するが、
つまり、台北は台湾外省人主体の街、
高雄は台湾本省人主体の街ということができる。

 

高雄を訪れてわかったのが、
本来の台湾人というのは、南国気質であること。

明るく、楽観的であり、人懐っこい。

台北人はクールなだけに、
台湾人に対する印象が大きく変わった。

 

また高雄の人たちは、かなりの親日でもある。

それは、台湾外省人がでっち上げた
日本に対してのプロパガンダに洗脳されず、
台湾日本統治時代の真実を知っているためだろう。

高雄人(台湾本省人)は、
日本が建てた建物などを無為に取り壊さず、保存している。

台北よりも高雄の方が、
日本人にとって居心地がよいのは間違いないだろう。

(関連記事:台湾に親日家が多いのは嘘でなかった、その理由とは。)
※この記事中の日本語を話す台湾人の動画を見て貰えれば、
台湾南部の人が南国気質であることが分かることだろう。

 

高雄に関して、治安問題について語るのは、
もはやナンセンスであると僕は考える。

「移住してもよい」と思えるような、
とても気の良い街である。

九州育ちの僕としては、クールな台北よりも、
人情が厚い高雄の方が心地よい。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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