丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

タイ山奥にあるのどかな町でフルーツ泥棒!?@パーイ

早朝チェンマイのゲストハウスをチェックアウトし、
街の東にあるアーケードバスターミナルに向け黙々と歩く。
およそ10kgのバックパックが徐々に肩に食い込んでくる。

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予想以上にバスターミナルは遠く、
結局、1時間掛かってしまい、着いた頃には汗ダラダラだった。

 

行き先はチェンマイから西方面にある、
ミャンマーに程近い小さな町「パーイ」だ。

なぜそんなマイナーな町に行くかと言うと、
インドの旅で会った日本人に勧められたから。

話を聞いた時は、特に行こうと思わなかったが、
チェンマイの都会さに耐えられなくなり、
急遽田舎に避難しようと決めた次第だ。

 

アーケードバスターミナルは整備されているため、
パーイ行きのバスをすぐに見つけることができた。

タイは地方までインフラの整備が進んでいるため、
本当に楽な旅ができる。
おかげで冒険心がくすぐられず、物足りなさはあるが。

 

マイナーな路線のためツーリスト専用バスは運行してなく、
少々古めのローカルバスで移動。

料金は80バーツ(約240円)であり、
ローカルバスにしては十分な乗り心地であった。

 

多少山道のグネグネ走行で気持ち悪くなったものの、
4時間後、無事にパーイに到着した。

噂通り、歩きだけで簡単に廻れるコンパクトな町である。
舗装されている道は、町を貫く幹線道路だけであり、
路地は舗装されていない。

 

宿は180バーツと割高だったが、リバーサイドのロッジに決めた。
パーイは食料などの物価は安いが、
宿泊施設は少ないためか少々値が張る。

このロッジのスタッフのトトさんはとても人当たりがソフトで、
ナチュラリストな感じなので癒された。

トトさんに限らずパーイにいるローカルは皆穏やかである。
パーイこそ私が求めていたタイ北部のイメージである。
その意味で、チェンマイは美化されすぎていた。

ロッジは全てバンブーで作られており、
バルコニーにはハンモックが吊るされている。

周囲にあるのは自然だけ。
最高のダラダラしてください的環境であった。

実にのどかな町である。

 

市場に出かけると、食料が安いのなんの。
特大ザボンが1個5バーツ(15円)なため、食べまくった。

また食事に関しても、食堂で腹いっぱい食べても、
40バーツ(120円)という世界に脱帽。
タイ料理だけに味も保障付き。

 

 

翌日おもむろに郊外へと歩いて行くことにした。
一人トレッキングだ。

自然に囲まれひたすら歩き、子供のように野山に入り探検する。

野山に入ってしまうと、
もはやタイにいるのか日本にいるのか区別が付かない
不思議な状態に襲われた。

外国とか行って人間が勝手に地球上に線引きしているのであって、
結局のところは”ワンワールド”なのである。

 

山を散策していると、なんと野生のパパイヤを発見した。
しかも良い具合にオレンジ色に熟している。

ちょうどオヤツの時間で小腹が減っていたので、
木に登りパパイヤを取ることにした。
いい大人が、小学生以来の木登りである。

しかしパパイヤの木には枝が無いため登りにくい。
途中まで上っては、力尽き漫画のように下へずり落ちていく。

う~ん、高橋真梨子なみに歯がゆい。
童心というか、もはや食べ物に執着した動物になっていた。

最終的に上るのを諦め、石を投げて落とす作戦に出た。
実に人間らしい脳の使い方だ。

 

そして10回ほど投げただろうか。
大きめの石が見事いいとこにクリティカルヒットし、
ドサッと音を立てて落ちた。

「ヨッシャ!!」

思わず大自然の中、勝利の雄叫びを上げた。

手がビショビショになりつつ、取れたての自然の恵みを味わい、
これまでにない野生的な幸福さに満たされていた。

原始的本能丸出しである。(笑)

 

結局2時間ほど散策し戻ってきたところ、
夕日が沈む前だったので、近くの山の上に立つ寺院に向かった。

寺院からは、ミャンマー方面の深い山が綺麗に望めた。
その山々に徐々に夕日が沈んでいく。

その光景にノスタルジックな気分を感じざるを得なく、
どこか感傷的になっている自分がいた。

 

パーイは思いっきりリラックスでき、
エネルギーをチャージすることができる良い町だった。

長旅にこのような場所は必要である。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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