丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

スリランカは危険?治安を大都市コロンボで確かめた

シンガポールからおよそ4時間のフライトを終え、
コロンボ郊外スリランカ唯一の国際空港である
バンダラナイケ空港に深夜到着した。

海外において、
知らない街を深夜に出歩くのは得策でないため、
空港で夜を明かすことにした。

 

朝になって、「さぁ街へ出ようか」と思った時、
男女ペアの東洋人が話しかけてきた。

なんか空港の外を動き回ることに不安があるらしく、
一緒にコロンボの街へ行きたいとの事。

マイナーな国に行くとよくあることだ。

「僕のやり方に着いて来るなら、別に構わないよ」
と返事したところ、着いて来るという。

 

この東洋人ペアは中国人であり、
他の中国人の仲間たちとネパールを旅して来て、
その後2人だけスリランカに来たとのこと。

ハンちゃんという女性は、
大連で日系会社相手の仕事をしているということで、
日本語堪能。

ハンちゃんの連れであるジャックは、
山東省出身の中国人らしい大学生で、
190cm近い大男。

なかなか面白いメンツのパーティーとなった。

 

 

スリランカから海を越えたすぐ向こう側には
インドがある。

この段階で僕はまだスリランカの実情を知らないため、
インドの治安をスリランカに当てはめていた。

インド経験がある僕は、到着ゲートを出れば、
あの手荒い客引きが押し寄せて來るのではと思い、
ふんどしの紐を締め直した。
<該当記事:インドの非人道的な客引き

 

だが、いざ外に出てみると、
軽く客引きから声を掛けられるものの、
「No」と言えば、素直に諦めてくれる様子。

インドの治安をスリランカの治安に当てはめるのは、
間違いであったことに気づいた。

バスで街へ出ようと思ったため、
乗り場など人に訊ねると、素直に教えてもらえる。

逆に「良い国に来た」という感触を掴んだ。

 

 

空港からバスに乗ると、
すぐに近くのバスターミナルで一旦降ろされた。

そしてそこから、再度
各方面に向けたバスに乗り込むことになった。

DSCN0026
↑空港近くにあるバスターミナルの様子

 

乗車から1時間ほどで、
バスはコロンボフォート駅東側にある、
バスターミナルに到着した。

コロンボ駅周辺は混沌としており、
インドもカオスっぽい。

しかし、変な客引きに合うことは無かった。

 

一晩の安宿探しに、
コロンボ駅北側のペター地区に向かった。

ペター地区にはゲストハウスが多数存在する。

あまりキレイではなかったが、
シングル1泊500円だったためチェックイン。

ホットシャワーはないが、
コロンボでは水シャワーで十分だ。

 

バックパックを置き、身軽になったところで、
ペター地区の散策に出かけた。

ペターメインストリートや市場界隈の混雑ぶりと活気に
圧倒されてしまった。

”臭くて汚くて騒がしい”の3点セットが揃ったカオス。

デリーのメインバザールのような雰囲気であり、
散策を愉しませてくれる。

 

カレーを近くのローカルレストランで食べたが、
雑なインドのカレーより洗練されており美味しかった。

ミルクティーは、「さすが世界的紅茶の産地」といった
クオリティーであった。

DSCN0028
↑ご飯がやたらと多すぎた・・

 

夜8時頃インド洋のビーチまで散歩に出かけた。
海岸沿いを南北に走るゴールロードをひたすら歩いた。

往復10km近く歩いたが、
たまにオートリキシャに声を掛けられるぐらいで、
他に変な声を掛けられることは無かった。

インドと違って、夜も散歩できる治安の良さ。

 

夜食としてマクドナルドでビックマックを食べてみたが、
冷えてて、味もマズかった。

日本なら、クレームものだろう。

しかしスリランカでたった一軒のマクドナルドのためか、
結構な値段の中、大勢の人で賑わっていた。

 

このゴールストリート界隈は、
駅近くのペター地区と違って街がキレイである。

高級レストランやショップなども立ち並んでいる。

話は飛んでしまうが、スリランカ滞在の最終日、
旅の道中で知り合った香港人と一緒に、
ゴールストリートの一つ裏手にある、
彼の行き着けの高級スリランカ料理レストランへ行った。

かなり美味しく、たくさん食べても
2人で2500円ほどという驚きのプライスであった。

ここではカレーのお供が
ライスやナンやチャパティだけでなく、
麺タイプのものが様々用意されていたため飽きない。

インドで味わったカレーの概念を完全に覆してくれた。

かなりお勧めのレストランだが、名前を忘れてしまった。

 

 

気持ち悪い親切心を持ったスリランカ人の正体

翌朝、キャンディ行の列車のチケットを買おうと、
コロンボフォート駅に行ったのだが、
よく分からないため、ウロウロしていた。

すると、1人のスリランカ人(オヤジ)が声を掛けて来た。

インドなら完全に無視だが、
「もしかしたらスリランカ人は慈悲の心で
親切を行おうとしているのか」
と思ったため、彼に相談することにしてみた。

その男に「チケットを買いたいんだが」と言うと、
僕をチケット売り場まで案内してくれ、
そのうえ係員にも事情を説明してくれ、
結果として優先的にチケットを購入できた。

 

僕はその男に「ありがとう」と礼を言い、
駅のホームに向かったが男も着いて来る。

すると男は本来の目的に入りだした。

一冊の大学ノートを僕に見せながら、
勝手にプレゼンが始まった。

やはり裏があったという訳だ。

 

内容としては、
「海岸の町でゲストハウスを経営していたが、
数年前のスマトラ沖地震の津波で全部家を破壊されたので、
今はゲストハウスを辞めてガイドをしている」
とのこと。

男は僕の滞在日程を聞き、勝手に旅の全プランを決めて、
VIPツアーとか言ってオファーして来る。

その値段が高すぎることは、一目瞭然だったため断った。

まぁもしそれが適性価格でも、
必要ないため断ったのだが。(笑)

 

そこで彼は
「私のツアーに参加した日本人の感想が、
書いてあるので読んでくれ」
とノートを僕に渡した。

読みたくなかったが、しつこかったため読んでみた。

すると、そこには思いもよらぬ事が書かれていた。

なんと”悪い感想”が並んでいたのである。

その内容は、

「スリランカに来て物価も分からない時に、
ツアーを組まされて参加したが、
終わってみてボッたくられていることに気づいた。」

「値段の割に安い宿泊施設ばかり利用させられた」

とかいろいろ。。。

 

男は日本語が分からないため、
こんなことを書かれているとは理解してないのだろう。

なんだか逆に彼が可哀想になった。

 

スリランカの旅の起点で、右も左も分からない旅行者に
ツアーを組ませるのは、賢い戦術だと思う。

しかし、最後の必殺手段(利用者の声)で、
全てが崩壊してしまっているという始末。

その事実を教えようと思ったが、やめといた。

そして僕は断る事はキッパリ断り、
汽車に乗り込んだのであった。

 

 

この珍事以外で、コロンボにおいて変な事態はなかった。

またシギリアロックへ向かう道中で、
トゥクトゥクのドライバーと多少もめたのはあったが、
スリランカは概して、治安の良い国だと思う。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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