ゴール近くおススメ素朴なビーチ村@スリランカ
世界的紅茶の産地であるヌワラエリヤを後にし、
スリランカ南端のビーチエリアへ、バスで向かうことにした。
旅の中で出会った、2人の中国人ハンちゃんとジャック、
そしてスリランカに詳しい香港人、マシューも一緒に向かう。
当初はヌワラエリヤから、直行で南ビーチエリア最大の都市
”ゴール”へ向かおうとしていたが、バスターミナルに行くと
たった一本のバスは朝一に出てしまったとのこと。
かなり遠回りになるが、一度コロンボに行き、
そこでゴール行きバスに乗り換えるというハードな手段に出た。
ヌワラエリヤ~コロンボ間は、山道のため酔いやすいが、
コロンボ~ゴール間は、海沿いを真っ直ぐ走るのみなので楽。
そして結局ゴールに着いたのは夜10時。
合計約12時間掛けての大移動となってしまった。
バスを降りると、インド洋からの潮風がそよいでいたため、、
心地よい解放感に満たされた。
ゲストハウスはマシューが知り合いの場所を抑えてくれた。
植民地時代にヨーロッパ人によって築かれた”砦”の中にある、
真っ白なコロニアル調の素晴らしいゲストハウスであった。
そこのインド洋が目の前に広がるバルコニー付きの部屋を
1人800円で交渉してくれた。
夜マシューとインド洋の波の音を聴きながら、
語り合ったのがいい思い出となった。
夜ご飯を食べに23時頃、マーケットのある新市街まで歩いたが、
特段治安の悪さは感じなかった。
ただ夜のフォート地区は暗く、ヒト気がなくなるので、
女性だけの外出は控えた方が賢明だろう。
翌朝5:30に起き、インド洋から昇る朝日を拝みに行った。
日が昇る場所に島があり、大海原から昇るとは行かなかったが、
朝日に気持ちを浄化されてしまった。
地球上どこにいても、日が昇り沈むのは普遍である。
無情と言うか、なにか感慨深いものだ。
旧市街(フォート地区)はコロニアル調の建物で溢れ、
素敵なレストランや宝石店などが軒を連ねる素敵な場所だ。
スリランカは世界でも宝石で有名な国である。
散策中に宝石屋の老店主と仲良くなり、
カルダモン入りのコーヒーをご馳走になった。
旅でイスラム教徒から、親切や恩恵を受けることが非常に多い。
お返しに店主の英語で書かれた名刺を参考にし、
手書きの日本語の名刺を作ってあげた。
彼も喜び、またお礼に小さなサファイアを頂戴した。
こういう異文化交流が一番楽しい。
この日は昼から小さなビーチタウンである
”ウナワトゥナ”へ4人一緒に移動した。
ウナワトゥナはヒッピーたちに開発され、
以前はヌーディストビーチだった歴史を持つ素朴な町だ。
ゴールからバスも出てはいるが、幹線道路からビーチエリア
まで距離があるため、トゥクトゥクがお勧めだ。
ゴールからウナワトゥナまではトゥクトゥクで15分ほど。
ビ-チ沿いには新築のゲストハウスやレストランなどが
建ち並んでいるが、少し裏手に行けばローカルを堪能できる。
↓ローカル。村人が2人いることが分かるだろうか↓
私は気づかず、ビックリしてしまった(笑)
若い新婚夫婦が経営する、オープンしたての綺麗なゲストハウスに
宿を取ることにした。
オープンしたてのため、エアコン付き個室を1泊500円と、
かなり値切ってくれたからだ。
これは奥さんが日本好きということもあったので
実現できたかもしれない。
本人は日本へ行ったことないが、
旦那が以前横浜に住んでいたため、
日本の色んな良い話を聞いているっぽい。
まだ彼女は、20代前半なので好奇心旺盛だ。
ビーチギャルのため、かなり明るい活発な性格。
こんな性格の娘はインドやスリランカでは珍しいので、
拙い英語ながらも色々と会話を楽しんだ。
基本的に、インド以西では女性と気軽に話す機会がない。
しかし連れの中国人女性ハンちゃんとはウマが合わないらしく、
よく2人で口論していた。
仲裁に入るのが大変なほど。
仲間4人で目の前のビーチに海水浴へ行ったが、
かなり海がキレイなので皆テンションが上がり
子供のようにはしゃいでいた。
ビーチでサッカーをしている地元民に混ぜて貰いながら、
時間を忘れ、思う存分ビーチライフを味わった。
1泊の滞在であったが、多数のローカルの友人たちができた。
それほど、スリランカのビーチエリアの人間は人懐っこい。
この日は私のスリランカ最後の夜であった。
すると中国人の2人ハンちゃんとジャックが、
お別れ晩餐を浜辺のレストランで開いてくれた。
(マシューはスリランカの友人宅にて宿泊のため不参加)
高い料理を奢るという、粋な計らいである。
この旅に不慣れな2人とは空港で出会い、
私のスケジュールに乗っかる感じで、共にスリランカを旅した。
<該当記事:スリランカ空港到着>
それに対しての感謝の言葉を貰った。
何かジーンとし、想わず目が潤んでしまった。
「こちらとしても一人旅で味わえない楽しさがあった」と、
彼らに感謝の言葉を贈った。
世間で色々と騒がれる中国人だが、
このような律義さや恩義を持った中国人もいる。
何事も自分の眼で確かめることが大事であることを痛感した。
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