丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

今まで体験したスポーツ①

小さい頃からずっと何かしらのスポーツをやっていた。

始めにやっていたスポーツは水泳である。
幼稚園時代にスイミングクラブに通い始めた。

幼稚園時代の習い事というのは個人の意思ではなく、
99%が親の意思だろう。

もちろん私も親の意思で習っていた。
父親の意思である。
その理由がなかなか面白い。

 

父親は山育ちなため、小さな川遊びの経験はあるものの、
プールや大海で泳いだことはなかったという。

そして高校時代に都市部へ移り住んだ。
その時、水泳の授業があり、泳げないことに恥ずかしい思いをしたと言う。

だが恥ずかしい思いをしたことなら、他にも色々とあるはずだ。
なぜ水泳なのだろう。

やはり他にも特別な理由があったのだ。

 

高校時代に友人たちと一緒に郊外の水源池に遊びに行ったときのこと。
その水源池の深さは2メートルほどで、水底には大量の藻が生えていた。

そこで皆して泳いでいたところ、若き父は足を藻に捕られて、
溺れてしまったという。

幸い友人に助けてもらうことで、九死に一生を得た。

泳げないことは命に係わる一大事なこととして、トラウマになったようだ。

そういうことで、私をスイミングクラブに通わせることになったという訳だ。

 

まぁおかげで小中学校時代の水泳の時間は、
水泳をブルーを感じる仲間たちを尻目に、
水を得た魚のように泳いで遊ぶことができた。

水泳に関しては、
小さい頃に覚えた者と覚えてない者の差は歴然としていた。

また大学生時代にサーフィンをやり始めたのだが、
幼き頃に泳ぎを覚えていたからこそ、楽しむことができたと思う。

そんな訳で、幼き頃に水泳を習わせてくれた父親への感謝は大きい。

 

 

その後、小学校3年生からは水泳を辞めて剣道部に入部した。
なぜに剣道部なのだろうか。

半分は自分の意思であり、半分は流れからである。

4歳上の兄が剣道部に所属していたため、
小学校に入学してからというもの兄に着いて行く形で、
たびたび剣道部に顔を出していた。

おかげでサブリミナル効果というか、
意識に剣道部の環境が擦り込まれていた。

また全く環境の知らない世界よりも、
知っている世界に飛び込む方が不安や恐怖はないと理由があったのだろう。

剣道そのものに対しては、好きでも嫌いでもなかった。

さらに自宅には兄の剣道道具のおさがりがあったので、
始めるのにお金が掛からないという理由もあった。

剣道の防具というのは値段が高いので、誇りを被せておくのは勿体ない。

このような理由から、剣道部に入部することになった。

 

しかし剣道に関してはパッとしなく、全く自分の力を発揮できていなかった。

私自身小学校時代は成長が遅い方だったせいか、
身長が小さく身体の大きさがモノをいう剣道では戦えなかったのだ。

戦績も普通といったところ。

この普通というのが、私には解せなかった。

なぜなら幼稚園時代から反射神経がずば抜けており、
スポーツ万能として周囲からは理解されていたからである。

走るのも常に学年一速く、スポーツに関しては、
およそ”負け”という文字は知らなかったのだ。
(足の速さに関しては、2学年上の最速選手をも打ち負かしていた)

パッとしない剣道生活を送っていたところ、
4年生の途中でサッカー部の友人から呼び出しがあった。

「足の速さが勿体ないからサッカー部に入らないか」
ということであった。

私は迷うことなく、即座にサッカー部へ転部したのは言うまでもない。
剣道に足の速さは全く関係ないのだから。

 

 

サッカー部は、弱小チームであった。
地域でも1回戦敗退が常。

それもそうだろう。
サッカーに造詣のない教師が顧問であり、
さらにその教師がサッカーコーチをやっていたのだから。

一番の巨漢(体重90kg)をフィールドで動けないからと、
キーパーに置いていたので、シュートを打たれれば、
キーパーの正面に飛ばない限りゴールされる有様であった。

完全に間違った人員配置であることは子供ながらに分かったが、
教師に逆らえるはずもないので、やり過ごした。

(ちなみに当時は教師からの体罰が当たり前の時代であった。)

サッカー部は、一種のレクリエーションサークルであった。

しかし私としては、いかんなく自分の持ち味を発揮できたので、
剣道と違って練習や試合に行くのが楽しみであった。

勝ち負けに拘らず、いかに自分の能力が発揮できるかどうかが、
小さい頃の自分には大切であった。

自分本来の力を発揮できない環境というのは大きなストレスとなることを
身に染みて理解していたからこそのことだろう。

そういうことから、動物園の動物たちに同情してしまうことがあった。
彼らも広いところで、伸び伸びと走り回りたいのだろうと。。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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