丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

個人旅行ツアーでのアクが強いおばさんガイド@韓国ソウル

海外旅行好きの公務員である叔父からの電話が鳴る。
叔父「おーい、1泊2日で韓国に遊び行かんや?」
友人たちの予定が合わなく、私に白羽の矢が立ったらしい。
費用はすべて叔父が持つとのこと。

ただ一つ条件を課してきた。
嫁さん(つまり叔母)には内緒にして欲しいとのこと。(笑)
なんともかわいい叔父だ。
断る理由もないため「OK行くよ」の返事。

今回は個人旅行ツアーという旅のスタイル。
ざっくり、団体旅行ツアーの少人数版と考えても良い。
ただし自宅から現地空港到着ロビーまでは、
自力で行かなくてはならない点が団体ツアーと異なる。

 

福岡空港からソウルインチョン空港まではあっという間。
国内線なみの1時間半程度。
これまでの経験から半日かけて行くのが外国だったので、
拍子抜けしてしまう。

ロビーを出たところで現地ツアーガイドと落ち合う。
いかにも”韓国のオバサン”といった感じ。
若い女性ペアと我々の2組が今回の参加者。
韓国は日本女性の旅行者が多いと聞いていたが、
どうやら噂は本当のようだ。
用意してくれたワゴン車でソウル市内のランチへ向かう。

移動中の車内、今回の滞在スケジュールを説明される。
あまりに流暢な日本語なので、もしかして
仮面を被った日本人ではないかと思うときも。(笑)

ソウル市内でランチした後、LOTTEの免税店は強制参加。
その後ホテルにチェックインで解散。残りは自由行動とのこと。
しかし、しきりにオプショナルツアーの営業をかけてくる。
それはそうとも,そこが現地添乗員の稼ぎどころなのだ。

ガイドは女性たちへの営業は早くから切り上げ、
人情家で押しに弱い叔父に狙いを定めている。
さすがプロだ。サバンナの肉食獣の如く、
狙った獲物は逃がさない姿勢。

あっさりと捕獲された叔父は、何か選べと私に言う。
オプショナルツアーの内容としては、北朝鮮国境の板門店ツアー、
ショッピングツアー、世界遺産ツアーなどなど。
中でも一番興味のあった実弾射撃ツアーに決める。
ガイドにんまり。

韓国の気候はさほど日本と変わらないので、
現地に到着して服を着替える手間を考えなくてよい。
熱い国と寒い国を往来するとなると、
変に手荷物が増えたりで面倒くさい。

空港から約1時間ほどでソウル市内到着。
お約束の韓国焼肉屋でのランチ。
日本語メニューもあり、店員も片言の日本語ができるため、
外国であることのプレッシャーもなく、たらふく焼肉を食べる。
ただあのステンレスの箸はなにか使いづらいし、
食べ物が味気なく感じる。

韓国では日本円はそのまま利用できる店が多い。
なので韓国ウォンの用意はしていない。
この焼肉屋でも支払いは日本円で済ませた。
お釣りをウォンで貰い、それで事足りる。

巨大なロッテ免税店へ到着。
従業員たちは皆日本語堪能だ。
結局買い物はせず、デパート内をウロウロしただけ。

その後、宿泊ホテルに移動し、チェックインを済ます。
普通のビジネスホテルといった感じ。
女性たちとはここで別れ、我々は射撃場へと向かう。

ソウルの街は”外国”というのをあまり感じさせない。
日本にある大都市の一つにいるような感じ。
しかしハングル文字の看板と右側通行の車は、
海外にいる実感を取り戻してくれる。
あと、運転が荒い印象。

そうこうしてる内に町中にある地下の射撃場へ到着。
郊外へ行くと思っていたため意外だ。
メニュー表を渡されるが、全く銃に詳しくない。

ルパン3世の歌で聞いたことのあるワルサーP38に決める。
安全のため防弾チョッキと耳当てを装備。
ドラマや映画などで見る、警察の射撃練習場の雰囲気。
標的には”峰不二子”が用意された。

やはり初めての一発はかなり緊張する。
トリガーをどれほどの力で引くのか、どれだけの衝撃なのか。
えーい、考えていても始まらない。
まずは記念すべき一発、

「ズドンッ!」

瞬間で伝わる衝撃が凄まじい。
肘関節の固定が甘く、反動で銃が飛び上がる。
なるほど、腕だけでは銃に持っていかれる。
関節を固定し、身体全体で銃を支える必要がある。

「ズドンッ!」

要領を掴み、綺麗に撃つことができた。
調子に乗って連射、

「ズドンッ!」「ズドンッ!」

結局10発中8発が不二子ちゃんの急所を打ち抜いていた。
1分ほどで5000円と贅沢な遊びであるが、貴重な経験だった。
ガイドのおばさんの「もう一回どうよ」攻撃を振り切り、射撃場を後にした。

 

一夜明けて、2日目は自由行動。

叔父と話し合いの結果、ローカルな生活を見てみたい思いで一致。
取りあえずソウル駅に行き、直観的に目的地を決めることに。

観光案内所で「どっか韓国の生活が見れる場所に行きたい」と、
尋ねるも、抽象的過ぎて答えに困っている。
結局、鉄道で水原まで行き、そこからバスで適当に田舎へ行くことに。
実に楽観的な冒険だ。

列車の旅は楽しい。
移り変わる車窓、車内での異文化観察が落ち着いて堪能できる。
韓国の鉄道は整備されていて、実にわかりやすい。
システムも日本と変わりない。

水原駅で降り、バス乗り場へ向かう。
ローカルバスになると途端にハングルだらけでわけが分からない。
いやぁこれでこそ旅でしょ。当たって砕けろだ。
私の中では”旅=冒険”だ。
とりあえず目的地は”田舎”なので適当にバスに乗る。

どうやら運賃は前払いらしい。
いくら払えば良いか全くわからない。
運転手が何か言っているが、まったく韓国語がわからない。(汗)
とりあえずお金を見せて適当に取ってもらうことで事なきを得る。

車窓の移り行く景色が楽しい。
町を抜け田舎になったところでバスを降りる。
日本では見かけなくなった、小さな駄菓子屋を発見。
店はいい感じのお婆さんが切り盛りしており、哀愁漂う。
アイスを買い、緑多い周辺を散歩する。
古き良き韓国の部分を見た気がした。

目的達成に満足し、我々は帰路についた。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

プロフィール



戸茂 潤(とも じゅん)

プロフィール