丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

香港からIT都市深圳の怪しい街である羅湖地区へ

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正午、香港国際空港に到着し、向かおうと思った先は、
香港の隣接都市である中国の深圳。

バスで香港の街に出て、深圳に向かおうと思っていた。
そこで空港のバス発着所へ行き、
若い女性の係員に色々と訊ねた。

すると直接深圳へ向かうバスタクシーがあるということ
なので、そのチケットを買うことにした。

この女性係員たちは陽気で明るかったため、
香港女性に対する好感度が一気に上がってしまった。

やはり何事も”玄関口”は大事であると痛感した。

 

8人乗りのバスタクシーに乗り込み待っていると、
運転手のオヤジが何やら鋭く注意して来た。

「シートベルトを締めろ!!」らしい。

この運転手のオヤジは軍人っぽい面構えであり、
ピクリとも笑わず、我々の監視に神経を尖らせていた。

移動中も終始、なぜかピリピリ感が漂っており、
時折ルームミラーで目が合う度に、怒られそうな感じであった。

 

高速道路を40分ほど走っただろうか、深圳湾に差し掛かった。
湾の向こう側には、中国らしい近代高層ビル群が並んでいる。

元々深圳は人口何百人規模の小さな漁村だったらしいが、
その話が嘘に感じるほど、今はその面影は全くない。

 

深圳湾を東側に臨むということは、どうやら行きたかった
一番メジャーな国境とは違う場所に来たようだ。

香港と深圳間のメジャーな国境は鉄道も通過している、
羅湖ゲートである。

しかし今回は羅湖ゲートの遥か西に位置する
南山区のゲートに来たらしい。

このゲートは車での国境通過が主流のためか、
タクシーに乗車したままの出入国審査となった。

香港が中国に返還されて両国の往来はどうなったか
興味を抱いていたが、普通に審査は存在した。

我々日本人にとっては、何とも理解し難い実情である。

 

7人纏めての出入国審査にしては割とサクッと終わり、
その後すぐに深圳のバスターミナルに降ろされた。

今回は広西チワン族自治区に続いて2回目の中国で
あるが、全く雰囲気が異なっていた。

漢民族独特の濃さが充満している感じだ。
これが中国本家本元の空気なのだろう。

 

深圳のコアの部分を拝見するため”市民中心”へ
行ってみることにした。

そこで地下鉄で行こうとしたが、このターミナルには、
地下鉄駅はなかった。

そのためタクシー乗り場へ向かうとなんと、
みんな順番を守り、列を成していたので驚いた。

深圳の人々が律義なのか、中国がそういう国なのか、
分からないがカルチャーショックを受けた。

 

タクシーに乗り市民中心に辿り着くと、
自動的にレシートが発行されたため、いざこざはなかった。

明朗会計なので、タクシーはかなり利用しやすい。
中国に対する印象が上がった。

 

市民中心は深圳の中心ビジネス街であるため、
近代的高層ビルが乱立しており、思わず上を見上げてしまう。

深圳と言えば、中国のITビジネスのメジャー処が、
集結している頭脳都市だ。

それを想像するに相応しいクールかつドライな街並みである。

 

次にキレイな地下鉄に乗り、
本来行こうとしていた深圳駅のある羅湖エリアへ向かった。

ここはまた香港のゲートウェイであるためか、
小売り経済が盛んであり、華やかな感じ。

市民中心とは全く表情が異なる。
かなり雑多な雰囲気であり、言い換えれば”汚い”。(笑)

街を歩いていると、強引な客引きにすぐ声を掛けられる。
風俗産業がかなり盛んであるようだ。

しかもおばちゃん客引きがなぜか多い。
しかし女性といって油断するのは間違い。
強引さが凄まじいため、私なんか一度怒鳴ったほどだ。

 

深圳には、お金を稼ごうとヤマを掛けて中国各地から
人が集まってきた過去があるらしい。

しかし、豊かになったのは一部の人だけらしく、
殆どの人は街にあぶれたらしい。

羅湖には、この負け組と言われる人が溜まっているのだろう。
そういう意味では、治安として決して良いとは言えない。

 

しかし、お隣り香港に比べると物価はかなり安いため、
ホテルや食事など香港でできない贅沢ができる。

そう考えるとなかなか放っておけない街でもあるが、
しかし、なんか変な空気の漂う街である。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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