丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

謎の宿泊拒否連発!人種差別が匂うインドの気持ち悪い町

飛んだトラブルで胸くそ悪い状態であったが気持ちを切り替え、
パドナ駅北側エリアで一晩のみの宿を探すことに。
意外と宿が立ち並んでいたため、すぐに寝床が見つかりそうだ。
一晩だけの早朝出発なので、適当にあたってみることにした。

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パドナに来てからというもの、ツーリストの姿は一人も見かけない。
パドナはマイナーな都市だが、ネパール方面への中継地点になるため、
ツーリストエリアがあると思っていたが、そのような雰囲気ではない。

 

1件目の宿では、満室だったらしく宿泊を断られた。
2件目の宿も同じ理由で断られた。

宿エリアは結構閑散としており、
それほど宿泊利用者も多いようには感じなかったため意外な結果。

適当に入るのを辞め、いかにも宿泊客がいなさそうな宿を選ぶ。
しかしそこでも「FULL」と即答で断られた。

彼らは断るとき目も合わそうとしない。
何かやましい気持ちがある人間の心理。
すなわち、嘘をついているように感じ取れる。

 

現地人専用宿で外人は泊まれないのか、
はたまた女性連れだから泊まれないのか、
レイシズム的にヒンズー教徒しか泊まれないのか、
とてもミステリアスな雰囲気に包まれる。

 

次の宿をあたるも、「FULL」。
理由を聞いても「FULL」の一辺倒な答え。

 

もしかしてこの町には今日泊まれないのか。
日も暮れかけていたため、次の町への移動も避けたい。

自分一人なら駅に野宿でも構わないが、
中国人女性イッチはそういう訳にいかない。

焦りが出てき、少々パニック状態に陥る。

 

と言っても他に戦略が浮かばないため、宿をあたり続ける。

「FULL」

「FULL」

「FULL」

結局、10件ほどあった全ての宿に断られた。

なんてこった。
精神的に疲労困憊。

日が暮れるとともに、私たちも途方に暮れていた。

 

イッチと話し合った結果、他に宿があるかどうか分からないが、
ちょっと離れたエリアに行ってみようということになった。

10分ほど歩くと、HOTELの文字が見えた。
ここで断られたら、もう終わり。
他に打つ手はない。

弱気になりながらも、宿のある3階に向け階段を上る。

「HELLO!」

陽気なインド人が我々を迎えてくれた。
何かいい感触だ。

恐る恐ると尋ねる。
「今夜一晩泊まりたいんだけど・・・部屋ある?」

「イエス、サー」

ダブルルームしか無かったが、普通に案内された。

その時どこの国の人間か質問されたため「日本人」と答えた。

インド人はイッチの方を見て、「彼女も日本人なのか?」と私に聞く。

私は答えるために間を置くと、
その間にイッチが「イエス、ジャパニーズだ」と答えた。

インド人は「そうか」と言い、仕事を続ける。

 

イッチはナイス判断であった。
国際情勢的に中国とインドは仲がよろしくない。

もし彼女が「チャイニーズ」と答えてたとしたなら、
もしかして宿泊拒否されていたかもしれない。

通常そんなことはあり得ないが、この町だと起こり得ないこともない。
確かなことは分からないが、中国人の一人旅は
日本人の一人旅より困難なのは確かだろう。

だからこそ日本人は、どんどん海外に出ないと勿体ない。

 

他に宿泊客はいないため、特に繁忙期でもないようだ。

インドでは祭りが町で行われている時は、
ホテルの稼働率は半端ないことになるのは周知だが。

一体あの陰気な宿エリアは何だったんだろう。
答えは分からない。

 

 

この日は朝からゆで卵しか食べていなかったため、
イッチとともに夕ご飯を食べに出かけた。

まさか食堂までもツーリストお断りではなかろう。
しかし、その心配をよそに普通に食事することができた。

イッチは初のインディアンミールに戸惑っていたものの、
ファニーなインド人ウェイターを楽しんでいた。

 

イッチとは国境で出会い、パドナまで一緒に来る約束であった。
彼女に明日はどこに向かうのか尋ねたところ、「特に決めてない」と言う。

私が「ガヤ経由で、ブッダが悟りを開いた聖地”ブッダガヤ”に行く」と行ったところ、
彼女も私に同行するとのこと。

その言葉、私の不器用ながらも荒削りな旅にリスペクトしているような気がし、
悪い気分ではなかった。

 

 

24時間前にカトマンズを出発し、国境まで地獄バスで10時間。
そしてイミグレで一悶着あり、バスチケット売りとも一悶着。

それからバスで9時間かけてパドナ到着。
サイクルリキシャと一悶着後、宿探しで疲弊。

今までの人生でこの日ほどハードな24時間を体験したことがない。
いやこれからの人生でもないような気がする。

そのためか、この日はバタンキュウ状態で爆睡した。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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