丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

デリーからバナラシ寝台列車の旅15時間@インド

ヒンズー教の聖地バナラシへ列車で向かうため、
朝からニューデリー駅へチケットを買いに行った。

ニューデリー駅では到着時、客引きの手荒い洗礼を受けたので、
あまり行きたくなかったのが本音。

列車

しかし行ってみると、それほど声を掛けられない。
バックパックを背負っているかどうかで、こうも違うものか。

奴らは到着したばかりの旅行者を見つけると、
10人位で引っ張り合いをしてくる。

知り合いの話では、後ろから押され転ばされたらしい。
そこまでなると、もはや傷害罪だ。

そもそもその知り合いはドジタイプなので、
逃げている内に何かに躓いて転んだと、私はみているが。

 

 

ニューデリー駅構内に入る。
首都の駅だというのに、ボロく古くさい。
また別の意味でも、臭い(くさい)。

駅内を彷徨っていると、
「何を探している?」
と、ありがた迷惑に何人かが声を掛けてくる。

「チケットをオフィスを探している」
と答えるものの、皆言っていることが違うから困る。

インド人は分からないことでも、
適当に答えるという悪いクセがあることを後で悟る。

 

「チケットオフィスは2階にあるが、残念ながら今日は休みだ」
とある男が言うので、一応2階へ行ってみた。

確かにそこには、チケットオフィスがあった。
しかも普通に営業しているではないか。(笑)

 

外国人専用窓口が用意されていて、簡単な英語で予約購入可能。
30分ほど待たされたが、無事今夜7時発の夜行を購入できた。

2等寝台311ルピー、約600円という驚きのプライス。
所要時間は、およそ15時間。

 

 

夜になり、列車の発車時間が近づいた。
インドの列車は定刻通りに発車することは稀と聞いていた。

そのため割とぎりぎりにニューデリー駅へ到着。

するとすでに列車が到着していたために焦った。
それもそのはず、ここニューデリーが始発なのだから。

ニューデリー駅は駅舎は小さいが、乗り場は半端なくデカい。
いったい何番乗り場まであるのだろう。

 

発車は10分後に迫っている。
案内坂もなく、なかなか見つけられない。

ようやく見つけたが、なんとゴツイ車輛20連結ほどの列車。
ここからがまた自分の車輛を探すのに時間が掛かる。

発車まで5分ほどしかない。
プラットホームは大運動会である。

1番安い2等列車内は乗車率250%ほどのすし詰め状態で、
人が重なり合い、はみ出している。
凄まじい光景だ。

聞き込みの末、奇跡的に車輛を見つけ出し無事乗車成功。
インドでは余裕をもっての行動が必要だ。

 

 

自分の席を見つけると、そこには2人の日本人と、
フランス人が一人いた。
どうやら外国人はこの場所に纏められたようだ。

日本人の一人ケンジ氏はヒンズー語で
周囲のインド人と会話している。

インドでは英語が第2公用語として位置づけられているため、
一般的な人は皆、英語を話すことができる。
そのため外国人にとって、ヒンズー語は必要ない。

どういう訳か聞いてみると、
バナラシでカフェを経営しており
日本とインドを行ったり来たりしているとのこと。

歳も30才という若さ。
こちらとしてはインドを旅するだけで精一杯なのに。

そのバイタリティーに完全に打ちのめされた。
素晴らしい日本人もいるもんだ。

バナラシに到着後、カフェにお邪魔する約束を交わす。

 

もう一人のヨシノブ氏は40過ぎのおじさん。
旅人という訳でない。

ただ昔から、インドへの旅に憧れていたらしく、
奥さんにお願いするも却下され続けてきた。

何年もの間、言い続けてきた結果、
奥さんもその情熱に折れて、今回ゴーサインが出たとのこと。

10日間の有給を取っての参戦だが、
そのワクワクした目はまるで子供のようだ。

 

フランス人は一人アウェーな感じでナーバス状態で、
ロンリープラネットを読んでいる。

ヨーロッパの中でもフランス人は変わり者が多い。
日本カルチャーのウケの良さが証明しているように。

まぁインドで出会う日本人を含む外国人は、
クセのある面白い人間ばかりだ。

 

就寝時間になると、座席は3段ベッドへと形を変える。
エアコンはなく、窓全開でインドの荒野を走る。
適度に風が当たるので、寝苦しさは無かった。

「ゴットン、ゴットン」というレールを走る音を聞き、
窓の外に見える月を見ながら色々と思いを巡らす。

人生初の寝台列車、、、悪くない。

 

夜が明け、朝日をが昇り始める。
列車にはドアがないため、身を乗り出して風を受け、
朝日を浴びる。
かつてない気持ちよさ。

あのリシケシュで会ったサドゥーの言葉を思い出した。
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窓から外景色を眺めていると、
荒野でインド人がしゃがんで”用”を足している姿をよく見かけた。
しかもこちらを凝視しながら。

インド人は腰に布を巻いている人が多いので、
小便のときもしゃがんで用を足す。

こんな荒野のどこに住んでいるのだろう。。。

 

予定より2時間遅れでバナラシ到着。
乗車時間計17時間。

インドの列車に車内アナウンスはない。
周囲の人に尋ねたり、駅のホームを見ながら、
自分の判断で降りなくてはならないのでハラハラドキドキだ。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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