丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

初海外旅行一日目。いきなりホテルスタッフと口論

今回予約した部屋は個室ではなく、
ドミトリータイプと呼ばれる8人部屋。

NYは世界的に見ても物価が高い上、
またロケーションが良いためか、
ドミトリーと言えど1泊35ドルとお高い。
貧乏旅行者泣かせだ。

 

部屋にはロックが掛かっていたため、
ノックすると中から開けてくれた。

男「鍵を持ってないのか」
自分「持ってないし、貰ってない」
男「それはおかしい。フロントにて鍵を貰うべきだ」

とのこと。

とりあえず自分のベッドを確保しバッグを置き、
その足でフロントへ直行。

チェックイン作業してくれた黒人女性スタッフに
拙い英語で、
自分「部屋の鍵を貰ってなかったのでくださいな」
と言ったところ軽く無視される。

ここで引き下がっては同居人に怒られると思い、
しつこく尋ねると、

女性「鍵はさっきチェックイン時に渡したじゃない」
自分「おいおいおい、貰ってねーべ」
女性「渡しました」

水掛け論が始まる。
女性は何の自信があってか一向に引かない。
アジア人嫌いなゆえワザとなのか、
はたまた自分のミスを認めたくないだけなのか、
まったく意味不明。

話にならないので別の黒人男性スタッフに
かくかくしかじかと主張する。
しかし女性スタッフに確認し同じことの繰り返し。

しかしこちらも後に引く気配なし。
もはや日本との時差13時間のNYという
完全アウェーの未知世界にいることを
忘れさせるくらい熱くなっている。

ただ背水の陣で戦に臨むサムライの如く、
敵方の首を討ち取ることに全集中を傾けている。
(無論ここではただの部屋の鍵なのだが。笑)

ここが日本ならここまで熱くならないだろう。
言葉が不自由な環境なだけに”気持ち”で
伝えるしか手段はない。
今までの自分にはない剣幕で攻める。
攻める。そして、攻める!

日本が世界に誇るこのサムライ魂の
威圧が敵を圧倒できたのか、
「お前には負けたよ」的な感じで、
最終的に男性が折れて、鍵をゲットできた。

しかしここで慢心はしない。
日本ではあり得ない”おもてなし”を
提供してくる可能性があることを学習済み。
この鍵が別の部屋のものだったりするオチを
想定した。

部屋にたどり着き、ドアに鍵を差し込む。
”カチャ”というロック解除される心地よい音が
戦の緊張感を解き放つ。

大きな仕事を成し遂げた達成感。
それは自分を誇らしげに思う瞬間でもあった。

普段内気な自分にこのようなポテンシャルが
眠っていたことは大きな発見。
今まで”限界”というものは、
勝手に自分で作っていたのだろう。

その潜在能力の未知数が冒険心を駆り立てる。
この旅へのワクワクが再燃してきた。

 

遅い夜ご飯を食べに出かける。
さすがタイムズスクエア。
夜12時を回っているのに昼のような賑わい。

貧乏学生のため、食事にはお金を掛けない。
しかし辺りは高そうなレストランばかり。

歩いていると、イートインスペースを兼ねた、
こじゃれたコンビニみたいなお店を発見。
デリカテッセン、通称”デリ”と呼ばれる、
NYではよく見かけるスタイルのお店。

惣菜量り売りもやっており、
好きな料理をプラスチックケースに盛り、
レジで生産という単純な流れ。
持ち帰りでもいいし、イートインスペースで
食べることもできる。

種類も割りと多いためそう簡単に飽きない。
栄養も偏ることない。
結構がっつりめに取っても10ドルほど。
気に入った。

一人旅ではお気に入りの食堂が見つかると、
滞在に余裕が生まれる。

結局この初日に発見した宿近くのデリには、
ほぼ毎日足を運んだ。
プエルトリコ系の陽気な店員とも仲良くなり、
どこよりも落ち着く場所となっていたためだ。

 

思えば、JFKに到着してまだ4時間ほどしか
経っていないことが信じられない。

目に入るものがすべて新鮮であり、
一瞬一瞬に集中しているからか、
とても時間が濃密でスロー。
何か得した気分。

こうして初海外旅行1日目が、
興奮とともに幕を閉じた。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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