丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

初めてドミトリールームでの多国籍な国際交流

初めて海外の地に足を踏んで一夜明ける。

朝に目が覚めると、
そこはいつもの見慣れた景色でなはない。
それは海外初日の様々な濃い出来事が、
夢ではなかったことを思い知らせる。

ソウル~ニューヨーク13時間のフライトにおいて、
断片的な浅い睡眠しか取れていなかったのか、
時差ぼけにも悩まされることなく、
ぐっすりたっぷりと睡眠できた。

部屋の中が独特の”体臭”に満ちている。
昨夜到着した段階では不在にしていた同居人が、
夜遊びの疲れからか各々のベットで寝ている。
なかには冬というのに裸で寝ている者も。

ちょっと近所へ散歩に出かける。
空は青く、空気は乾燥し澄み切っている。
目に入る色が日本の街のそれとは異なる。
夜の雰囲気とはまた別世界だ。

軽い朝食を済ませ部屋に戻ると、
同居人たちが起きて活動していた。
カードゲームを楽しむ者、
ロンリープラネットを読む者。
なんと女性もいたのには驚いた。

ドキドキしながらも皆に社交的な挨拶を済ませる。
ドイツ、イギリス、アルゼンチン、エクアドルと
国籍の異なる人間たちが一つの空間を共有している。
かつて味わったことの無い異様な空気感。
この緊張感、嫌いではない。

噂通りに南米の人間は陽気だ。
スペイン語で会話を共有できるからか、
南米勢は部屋の中央でわいわいとカードゲーム。
ラテン的なノリで、とても気さくに話かけてくる。

基本ヨーロッパ勢はベッド上で落ち着いている。
中でもトイツ人のトーマスは大人しめなためか、
私と馬が合い、下手な英語に付き合ってくれた。

ドイツ人は謙虚で日本人に似ているところがある、
とよく言われていることを実感できた。

 

私はそんな雰囲気の中、
予め立てておいた行動計画を確認する。

メインクエストは旅の動機でもある以下2つ。
①NHLと呼ばれる世界最高峰のアイスホッケーリーグ観戦。
②HIPHOPの聖地と言われるNY郊外散策および、
レコード収集。

サブクエストはガイドブックに載っているような鉄板ネタ。
自由の女神や国連ビル、ワールドトレードセンター、
セントラルパーク観光などなど。

マンハッタンは碁盤の目のような街づくり。
方向音痴にも分かりやすく、また、
地下鉄とバスで、ほとんどの場所にアクセスできる。

なのでガイドブックの地図を片手に、
行きたいところへすんなり行ける。

しかし郊外に関しては地図もなく情報もない。
ましてや鉄道もメイン地区に1本走っているだけ。
自分の判断力や嗅覚しか頼るものがない。

自分の力量が誤魔化しなしで真に試される。
ひょっとしたら”お漏らし”するかもしれない。
しかし冒険する覚悟はできている。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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