丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

アドレナリン全開、洒落にならないNYブルックリン散策

この日は、マンハッタン近郊を散策することに。

目的地はブルックリンとサウスブロンクス。
HIPHOPやソウルミュージックに触れていると、
よく耳にする地名と同時に悪名高い。

そんな場所に初めての海外旅行で行こうとしている。
どこか頭のネジが外れているのだろうか。

慣れたマンハッタンからブルックリンに向けて地下鉄に乗る。
辛うじて手元の地下鉄路線図には、
ブルックリンまでの駅名が載っている。
それだけを頼りに散策を試みる。

ブルックリンに渡ると地下鉄が地上を走り出した。
とりあえず、一度賑わってそうな駅で降りることにする。

アフリカ系アメリカ人の割合が一気に増えた感がある。

割と大型なレコード屋に足を延ばす。
さすがブルックリン。
レコードとMIXテープの数が半端ない。
まともに見てたら丸一日は掛かってしまう。

黒人やヒスパニックが主な客の中、
一人の冒険心に満ちたアジア人(もちろん私)がウロウロ。

この店はビデオも取り扱っており、
なぜかアダルトビデオの数が圧倒的。
それを真面目に物色する者たちの光景が興味深かった。

ここではレコード数枚を購入。
次は割と大きなB系の服屋へと向かった。
(※当時の私はb-boy路線を走っていた。)

B系の服が所狭しと置いてあり、
また値段も日本にあるそれよりリーズナブル。

しかしアメリカンサイズというか、
基本的なサイズがやたら大きい。

でもおかげで買うことができる物が限られたため、
買い物時間の節約になったが。

ここでの会計時にトラベラーズチェックを
使ってみることにした。

T/Cにサインし、パスポートとともに渡す。
店員は他のスタッフに相談したりと、
T/Cの受け取りに慣れてない様子。
結局5分ほど待たされて決済完了。

T/Cはお店で利用するには向いてないと思い、
これ以降、お店では利用していない。
受け取られない可能性が大きい。

店を後にし、マクドナルドで昼食をとることに。

システムは、ほぼ日本と同じのようだ。
しかしスタッフが皆アフリカ系アメリカンなためか、
全く違う店に感じるのは気のせいか。
しかも日本みたいにキビキビしてなく、
面倒くさそうにダラダラ働いている。

列に並びその間にカウンター上部のメニューを確認。
前の人がオーダーを終え、次は私の番。

日本だと
「次でお待ちの方どうぞ~♪」
と促されるが、
ここではなんと無愛想な顔でトレイをバンバン叩いてる。
「あんたの番だよ。何モタモタしてんのよ。」
と言わんばかりの酷いサービス。

食べなれているせいか、気のせいか、
日本のマックの方が美味しく感じた。
腹を満たしたところで、次なる目的地へ向かう。

その目的地は悪名高いブルックリン南部にある、
キングストンアベニューという通りだ。

レゲエ好きのため旅の計画段階では、
ジャマイカへ行こうとも考えたが、
費用が倍ほど掛かるため断念した経緯がある。

そんな中、NYにキングストンという文字を見つけた。
そこは恐らくジャマイカ人居住区ではないかと思い、
今回訪れることに決めたという訳だ。
なんと無謀な。。。(笑)

メトロに揺られ、キングストンアベニューへ向かう。
旅の間中は常に歩き回っているせいか、
電車の中は気の抜ける場所なのかウトウトしてしまう。

もうすぐ到着という時にハタと気づく。
周りを見渡すと自分のいる車両には、
な、なんと黒人さんしかいないではないか。(爆)

自分の体内にアドレナリンが出ているのがわかる。
男のシンボルも萎えているのがわかる。
そう完全にビビッている。

なんとか平然さを保ち、キングストン辺りの駅に降りる。
マンハッタンやブルックリン中心部の駅とは全然違う。
暗くて、、、汚い。まるで牢屋のようだ。

ここ何日かマンハッタンのメトロを利用していた自分の中では、
NYの地下鉄は危険だという噂は都市伝説となっていた。

しかしここに来て、噂の信憑性を認める形となる。
今が夜ではないことにホッと胸を撫で下ろす。

ビビりながらも地上へ出る。
どうやら住宅街のようだ。
マンハッタンとは打って変わって静かであり、
茶色を町並みに枯れた街路樹といった哀愁漂う雰囲気。
嫌いではない。とても絵になる。

あまり人気が無い中、パトカーが勢いよく走って行く。

ちょっと歩くとレコード屋の看板を発見。
どうやら地下にあるようだ。
う~ん、レベルが高い。そう、、、怖い。

しかしそこは漢(オトコ)、意を決して階段を下りる。
扉を開けて中に入ると、そこは5坪ほどのスペース。
店主はドレッドヘアーに大きめの編んだ帽子。
間違いなくジャマイカンだ。

「Hi」とお互い挨拶を交わし、私はレコードを見る。
アジア人の訪問に特別視しない雰囲気。
しばらくすると客か友人なのかよくわからないが、
来店してきて店主と熱く話し始める。

私はこの狭い空間でレコード見ているふりしながら、
その熱い会話の雰囲気に集中していた。
普通の英語の発音とはどことなく違う。
そんなジャマイカに来た気分に酔いしれる。

その2人の会話が続く中、満足した私は店を後にする。
あっ、結局レコードは買ってない。(笑)

住宅街を歩いてみることにする。
あまり人気がない中、パトカーのサイレンが響く。
青と赤の光を放ち、青と白のボディーカラー。

何かもし身の危険があった時はヘルプできる安堵感。
同時にこんなにも頻繁に往来しているということは、
犯罪の発生率の高さを物語っているのではないか。

 

そんな中、進行方向からティンバーランドのブーツに、
ダボダボ服を着た4人のB-boyたちが歩いてくる。

現地b-boy事情に疎いため、
彼らがギャングなのかどうかの検討がつかない。
絡まれたら成す術がない。
完全なアウェー。

しかし後に引かず、すれ違うことにする。
攻撃こそ最大の防御だ。(←なんか勘違い・笑)

旅行者らしくない多少みすぼらしい服装で良かった。
動揺を隠し、「この辺は知っているよ」的な現地人らしい
雰囲気を作り堂々と歩く。
アドレナリンが出過ぎて、毛穴から滲み出てきそうだ。

ズン、ズーン、ズーーン!

どうやらうまくやり過ごすことができた。
しばらくして後ろを振り返ると、
彼らの小さくなった姿が目に入る。
アドレナリンがスーッと引いていくのがわかる。

そして、そそくさと地下鉄駅に戻り、
メトロにてブルックリンを後にした。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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