【フランス】Airbnbでアパートを貸し切ってみた@マルセイユ
↑マルセイユで滞在したアパートメント
以前アヴィニョンではAirbnbを利用して、現地アパートメントに宿泊した。
その時は、ホストが住むアパートメントに寝泊まりをさせてもらう形であった。
要するにホストと協同生活を行う、いわば”下宿人”のような感じ。
そして今回は、マルセイユでAirbnbを利用して、現地アパートメントの1世帯を貸し切ってみることになった。
要するにホストとの協同生活ではなく、まさに自分だけで現地アパートメントで生活している感じを味わえるというわけである。
おそらくこの形は、Airbnbを利用する最大のメリットであろう。
まさにAirbnbのキャッチフレーズである「暮らすように旅をしよう」という形。
そういうわけで、滞在前からワクワクが止まらなかった。
マルセイユでのAirbnb利用の当日、僕とフランス人のアニーはプロヴァンスでの小旅行から戻ったばかりであり、そのため滞在予定のアパートメント近くに車を駐車する必要があった。
フランスの都市部では、この駐車場探しが結構面倒である。
一般的に車は、路上に縦列駐車で適当に空いているところに駐める。
運が良ければ近くに駐めることができ、運が悪ければかなり遠くの場所に駐めることになる。
しかしこの時僕らは運が良いことに、アパートメントから歩いて3分の場所に駐車スペースを確保できた。
ちなみに今回のアパートメントの場所は、Cours Julienという夜のプレイスポットから南へ歩いて5分のナイスなロケーション。
駐車した僕らは、アパートメント入り口にたどり着いた。
はじめはCours Julienの近くということだったので、騒々しさを想像していたが、アパートメントは大通りの裏手のペランソリエ通りにあったので、人通りも少なく辺りは静かであった。
↑閑静なペラン・ソリエ通り
アニーが電話でホストへの連絡を行ったところ、ホストの友人が10分後に鍵を持ってやってくるということだったので、僕らはアパートメント入り口で気長に待つことにした。
そのとき目の前に駐車されていた車を見て、
「あの赤い車は、どうやってそこから出るの?」
とアニーに尋ねたところ、彼女は笑いながら
「さぁ、どうにかして出るんじゃないのかしら」と答えた。
いや、どうにもならないでしょ。(笑)
南フランス人は、かなり楽観的であることが伺えた。
そうこうしていると、ホストの友人の女性が笑顔でやって来た。
「Bonsoir!!」
挨拶を交わし終えるとすぐに、彼女はアパートメントの中へ僕らを案内してくれた。
外観はマルセイユらしく落書きなどの汚さが伺えたが、一歩アパートメントの中へ入ると、内観(共有スペース)は綺麗に保たれていた。
階段で2階に上がったところに、僕らの滞在する部屋はあった。
再び鍵を差し込みドアを開け、いよいよ中へと入った。
「わーお、いいね!」
中は思ったよりも広く清潔であり、綺麗にモノが整理整頓されていた。
ホストの友人から簡単な説明を受け「何かあったら電話してください」とのことで鍵を受け取ったところでチェックイン終了。
貸し切り型とはいえ、かなりシンプルなチェックインであった。
※また「鍵はチェックアウト時にポストに投函でOK」ということだったので、それ以来ホスト側と会うことはなかったのでストレスフリー。
そして彼女が部屋から去ったところで、そのアパートメントの1世帯は僕らの自由に使える空間となり、なぜか僕とアニーは抱き合って喜んだ。(笑)
間取りは、キッチンを備えたリビングルームと寝室とバルコニーといった感じ。
またホストが普段使っているモノが、そのまま置いてあるため、現地で生活している臨場感が味わえた。
これで、二人で1泊50ユーロは、かなりリーズナブルだろう。
キッチンにあるものは、なんでも自由に使っても構わないということだったので、気軽に自炊することができた。
僕はフランスに来てエスプレッソにハマっていたので、かなりコーヒーの豆を消費してしまった。(ホスト、申し訳ない!笑)
フランスのキッチンにはオーブンが備え付けであるのが普通なので、アニーが有機カボチャを使ったキッシュなどいろいろな食べ物を作ってくれた。
カウチソファでワインを飲みながらダラダラしたり、夜は歩いて5分のCours Julienに行きミュージックバーで踊ったり、朝はオーガニック市場に行き食材を仕入れたりといった具合で、僕らは貸し切りアパートメントでの滞在を謳歌した。
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