丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

フィリピン睡眠詐欺の手口、犯人顔写真公開@マニラ

今回初めてのフィリピン訪問。

マニラに到着しマカティの近代的さに衝撃を受けた後、
予約していたゲストハウスに向かい、
マカティ通りを歩いていた。

ジュピター通りとの交差点辺りで信号待ちしていると、
30才代のフィリピン人男性に、さり気なく声を掛けられた。

そして歩きながら色々とお互いの話しをした。

ヨン(Youndg)と名乗る彼は、
ボゴール島からアンティ(おば)と
一緒に旅行しに来ていると言う。

確かに我々の前にそのアンティは歩いていた。
そしてヨンは私にアンティを紹介した。

親切にもゲストハウスを一緒に探してくれるらしい。

 

ヨンは私の今後の旅の予定などをヒアリングした後、

「これから私とアンティは、ニノイアキノパークに行く。
チェックインを済ませてから、一緒に行かないか?」
と提案して来た。

時間は午後4時、移動の疲れで寝たいのはあったが、
すぐに戻って来るということだったので、
ちょっとついて行ってみることになった。

 

ジプニーとMRTで移動したのだが、
会って間もないにも関わらず、
なぜか気前よく私の料金を支払ってくれる。

お金の借りを作ると後でややこしくなる嫌いがあるので、
私が彼らの料金を支払ったりしながらバランスを取った。

 

移動中に彼らと色々なことを話したのだが、
ヨンは船乗りでアンティは英語の先生をしているとのこと。

2人との会話は全て英語で行われた。

さらには
「明日午前中にマニラのホテルをチェックアウトし、
ピナツボ火山に行くけど一緒に来ないか?」
と誘って来た。

さすがにそれは面倒だと思い、言葉を濁していた。

 

そして我々は午後5時頃、
ケソンのニノイアキノパークに到着した。

するといきなりヨンとアンティは2人して、
「ハーイ!久しぶり~!!」と声を上げた。

その声の先には、60才位のオヤジが笑顔で立っていた。

するとヨンは
「彼は僕の英語の恩師であり、今はバギオに住んでいる。
今日は久しぶりに会ったんだ。」
とルイーズと名乗るオヤジを私に紹介した。

久しぶりにしては、淡白過ぎる。
しかもなぜかルイーズも我々に着いて来る。

この不自然な流れに、かなり胡散臭さを感じたため、
「これはハメられつつあるな」と思った。

 

なのでここで引き返そうとも思ったが、
「恐らく明日ピナツボ火山に私を連れだすのが、
彼らのメイン任務だろうから、今日は付き合ってみよう」
と思い、彼らと公園内を散歩した。

しかしこの判断が甘かった。。。

 

4人で公園内を散歩中、一時的にヨンの姿が見えなかった。
公園の出口でヨンを待つこととなった。

私がルイーズとアンティに、「ヨンはどこなんだ?」と訊ねると、

「今ヨンはお土産を買いに行っている。ちょっと待っていよう。」
とルイーズは答えた。

しばらくすると、ヨンは小籠包を持って戻って来た。

私は「お土産?食い物じゃないかよ」と思いつつ、
その小籠包を食べる流れになった。

アンティが包みを開けるとちょうど4つ、人数分の小籠包があった。

アンティは「さぁ皆さん食べましょう」と言い、
長い楊枝で私の分も取ってくれた。

皆が「美味しい」と言いながら食べている姿を見て、
私も小籠包をほうばった。

腹ごしらえを終えた我々はタクシーに乗り、
マカティへの帰路に着いた。

 

そして私はタクシーの中で言った「タクシー代は私が出すから」
と言った記憶を最後に深い昏睡状態に入ってしまった。

そう私の小籠包の中に、強力な睡眠薬が混入されていたのだ!!

 

 

それから約40時間分の記憶が私の中に全くない。

おぼろげながらの記憶として、
どこかのアジトに拉致監禁されていたイメージが残っている。

アジトの狭い部屋のベッドに寝せられ、
しかもその部屋に10人位のフィリピン人が床に寝ていた。

拉致中の唯一の記憶はそれしかない。

 

拉致された2日後の朝にマカティのゲストハウスへと
戻って来てはいるものの、全く記憶にない。

完全に無意識で行動していたことになる。

これは後になって携帯電話の履歴や写真で行動記録を
追ってみて分かったことである。

ちなみにデジタルカメラの保存画像は全て消されていた。

と思ったが、なんと”ヨン”の素顔の写真が残されていた。

↓手で顔を覆うヨン。詐欺師はカメラを嫌がる↓sagishi1

↓隙をつき1枚ゲット。こいつが詐欺師のヨンだ!!↓sagishi

 

盗難被害状況としては、バッグにあった200USドルのみ。

と思ったのだが、

サブのクレジットカードで、
引き出した覚えのない70000円が引き出されていたことに
日本へ帰国後、web明細を見て気づいた。

かなり痛い。。

マニラ滞在中は酩酊状態が続いていたため、
睡眠強盗被害にあったとハッキリ認識するのは、
1週間後のマニラを離れた後であった。

国を離れてしまうとポリスに被害届を出せなくなるため、
強盗団は敢えて短期旅行者を狙う。

 

睡眠強盗に使われる薬はヒステリックを抑えるドラッグと
聴いたことがある。

この薬、脳への副作用がかなりヤバい。
自分の頭で考えることができない状態になる。

薬のメインの効能が終わった後も、
意識がほとんど飛びっ放しになる。

それもそのはず36時間も昏睡状態に導くほどの薬である。

その後2日間は後遺症で驚くべき奇行に走っていた。
理性が一時停止状態になるため、
お金を知らない間に道楽事に振りまいていたのだ。

 

頭が完全に正常に戻るのには、1週間を要した。

 

PS

フィリピンで留学エージェントの経験がある友人に、
このことを事後報告したところ、
フィリピンではこの手の詐欺は頻発しているとのこと。

そして睡眠薬には少量のシャブも混ぜられているらしい。

確かにあれは睡眠薬だけの副作用ではない。

「どおりで奇怪な行動をとっていた訳だ」
と、変に納得してしまった。

そして
「命取られなくて良かったね。
フィリピンでは臓器売買も行われているからね。」
と友人がポツリと呟いた。(汗)

皆さん、くれぐれもご用心を。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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