マカオのB級グルメ散策ひとり旅
香港一人旅のついでにマカオを訪れてみた。
マカオにて半日滞在が許されたため、
ガイドブック片手に幾つかのB級グルメ店に訪れてみた。
マカオのガイドブックのグルメ紹介ページを見れば、
数多くの美味しそうなB級グルメが紹介されている。
普段はあまりグルメ観光は行わないが、
マカオのB級グルメには興味をそそられ、
”食欲”に意識を完全に持って行かれてしまった。
今回訪れたのは、聖ポール天主堂跡西側エリア。
有名なソフィテル・マカオホテルの近くに、
”十月初五街”という味のある下町が存在する。
車1台が通れるくらいの道路に沿って、
個人経営の老舗が軒を連ねる静かな地区だ。
この一角に”牛記カレー美食”という食堂がある。
完全にマカオ現地人ご用達という感じである。
広東語が話せないため若干入りにくかったが、
意を決して入店し、簡単な中国語でオーダーをしたところ、
通じたのでホッとした。
オーダーしたのは、店自慢の”カレーガウナム麺”という、
平たく言えばカレーうどんのような麺料理。
肉が贅沢なバラ肉が使われているのが特徴。
気になったのが、お客たちのほとんどが
食後にアイスミルクコーヒーを飲んでいたことだ。
なお香港ドルしか持っていなかったが、
素直に受け取ってもらえた。
マカオでは、香港ドルがどこでも通用するようだ。
聖アントニオ教会近くを歩いていると、
タピオカドリンクのスタンドがあったので立ち寄ってみた。
私はタピオカミルクティーには目がない。
私の前には小学生高学年or中学生の子供が並んでいた。
マカオの子供は甘やかされて育てられている感じだ。
他のアジアの子供のような”逞しさ”を感じない。
我がままで頭でっかちな印象を受ける。
タピオカスタンドの若い店員には
中国特有のぶっきら棒な感じはなく、
笑顔で対応に応じてくれ、かなり印象は良かった。
次に聖ドミニコ教会のすぐ東側の路地にある、
”小上海”という焼き餃子と肉まんの
テイクアウト店に足を延ばした。
私が店を発見したときは客は誰もいなく、
そこには仏頂面したオバちゃんが待ち構えていた。
一瞬構えてしまったが突入。
中国語で肉まん1個と餃子2個をオーダーすると、
まずいことになんか私に言ってきた。
なにがまずいかというと、私は中国語がほとんどできない。
特にリスニングはさっぱりだ。
しかし私はめげず、何を言っているのか推測し、
肉まん1個と餃子2個の主張を行った。
するとこの熱い議論を行っている間に、お客が増えており、
私の後ろに列がなされていることに気付いた。
私はプレッシャーを感じたため議論に終止符を打つが如く、
オバちゃんの問い掛けにYesで答えた。
商品を待っている間に若い女性客2人に声を掛けられたので
しばし英語で談笑。
私の揉めている姿を見て興味を持ったのだろう。
しかしおかげで緊張感が幾らかは和らいだ。
そしてしばらくすると商品を渡された。
中身をチェックすると、なぜか肉まん2個と餃子4個。
ぬぬっ、おやつにしては量が多すぎ。
しかしこれでも料金は250円ほど。
オバちゃんを許すことにした。
しかし人気のお店なのだろう。
帰る頃には、かなりの人で賑わっていた。
十月初五街の東側の新捗頭街という通りに、
”頤徳行”という豆乳専門の老舗がある。
私自身、シンガポールで”豆腐花”と呼ばれる、
豆乳プリンにハマった経緯がある。
通常のプリンみたいに甘ったるくなく、
さっぱりしており、また身体に良い。
頤徳行に行くと、ひたすら豆腐花が作られ、
ショーケースに並べられていた。
そして出前のためか、次々と豆腐花が配達されていた。
さすが60年以上の歴史を持つ老舗。
ここでは作り立ての豆乳プリンが、
100円もしない値段で食べることが出来る。
しかも生姜のシロップをお好みで掛けれる。
生姜と豆乳という実に身体に良いデザートだ。
ここの若い男性マネージャーらしき人物は、
私に対し親切に英語で対応してくれた。
マカオのグルメ観光を行って感じたのは、
若いマカオ人らの性格の良さである。
困っていると親切にも声を掛けられたり、
日本人に興味を持ってたりと。
若いマカオ人に好意を抱かずにいられなかった。
年配者はそうでもないが。(苦笑)
もちろん今回食べたもの全てが美味だったのは言うまでもない。
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