丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

タイから国境越えてのビザなしラオス個人旅行

チェンライのゲストハウスで、朝食のクロワッサンを食べた後、
バスでタイとラオスの国境のタイ側の町である、チェンコンへと向かった。
珍しく日本人3人というパーティーメンバーだ。

ダイスケはタイのローカル事情に強く、野生的な頼れる男。
タイの滞在期間が過ぎるために、一度ラオスへ出国するとの事。
再びタイに戻った後は、中米へ飛ぶらしい。

シンとは一緒にラオス縦断を行う。
彼は英語が強いため、ラオスでの交渉事は彼に任せることに。

なかなか最強のパーティーだ。
私はと言うと、、、、強運の持ち主といったところか。(笑)

 

2人ともチェンライのゲストハウスで昨夜会ったばかり。

普段私は一人旅志向だが、2人とも息が合ったため、
今回自然と3人旅になった。

 

 

3時間ほどで国境の町チェンコンに到着。
そこからトゥクトゥクでイミグレーションへ向かった。

タイとラオスの国境はラオスの首都ビエンチャン経由がメジャー。
チェンコン経由はマイナーである。

そのためかイミグレーションはかなり緩い。

出国審査を済ませた後、ボートに乗り込む必要がある。
メコン川を渡った先に、ラオスのイミグレーションがあるためだ。

人生初の、ボートでの国境越えである。
しかも定員オーバーで、今にも沈みそうなローカルボートで。(笑)

茶色く濁ったメコン川は波がなく、ゆったりと流れているので、
転覆の危険性はない。

 

ラオス側に到着し、すぐにラオスの入国審査を済ませる。
現時点でラオスへは15日以内の滞在ならビザなしで入国できる。

しかしタイ側のイミグレに比べ、
ラオス側のイミグレは実にノンビリと仕事をする。

あまりにも不必要に時間が掛かっていたから、
イライラしてしまったものの、「これがラオスなのか」と心を切り替えた。

 

入国審査を終え、ラオス側の国境の町フエサイに
足を踏み入れた途端、「パチン!」と空気感が変わった。

緩い、空気が緩いのである。
あまりにもの緩さに気だるさを感じ、身体が自然とリラックスしてしまう。

耳がおかしい。遠くなったような感じ。
恐らくタイで聴こえていた周波数と違うため、
脳が追いついていないのだろう。

せかせかとしたタイ側の世界とは全く別世界。
ついさっきまでタイに居たことが、夢のようである。

いや、こっちの方が夢なのか?
それくらい、のんびりとした空気が流れている。

 

そして何と言っても、空が異常に青い。
水色がかってなく、青色そのもの。

これまでの人生で、こんなにも青い空は見たことがない。
そのためか、紫外線が異常に強いため皮膚が痛い。

タイとは500メートルほどの川を隔てただけなのに、
こんなにも気候も何もかもが変わるものなのかと、不思議に思った。

フエサイにはほとんど車が走っていないため町は静かであり、
それがあって空気が全く汚れていないのであろう。

 

 

我々3人はすっかり緩い空気感に飲まれ、
だるそうに歩きながらゲストハウスを探した。

ゲストハウスらしきものを見つけ、
ドアが開放されていたため建物に入った。

「Hello  Hello」

呼びかけるが応答がない。

 

中をウロウロすると、寝室のベッドの上で老婆が寝ていた。
声を掛けると老婆は「ハッ」と起き、我々の応対に取り掛かった。

部屋は空いているらしい。
そこで値段交渉に入るが、
老婆はラオス語しか理解できないため、うまく話が噛み合わない。

指で数字を表しているが、それが1人の値段か3人合計か分からない。
しかも、我々はタイ通貨しか持っていなかったため、
バーツで支払うというのが伝わっているかどうかも分からない。

こんな感じで、ワーワー言いながら交渉を続けていると、
老婆は面倒になったらしく、3人で120バーツ(約360円)でOKになった。

割と綺麗なゲストハウスなので、かなりお得になった形だ。

 

そして部屋に通されたが、そこにオチが待っていた。

これさっきあんたが寝てたベッドやん!!(笑)

ラオス人の第一印象・・・適当な民族。

 

 

夕方になり、散歩に出かけた。
ちょうど学校が終わった時間らしく、学生たちが下校していた。

我々が珍しいからだろうか、皆ジッと見ているのが分かる。
そしてこちらが目を合わせると、彼らはサッと目を逸らす。

嫌われているのかと勘違いしてしまいそうだ。

 

試しにこちらが変な行動をとってみると、興味津々に見るが、
話しかけようとすると無視される。

要は、かなり恥ずかしがりやさんたちなのである。
それだけこの町のラオス人は純粋なのである。

彼らからは全く邪気を感じない。
そう、無邪気。

それと同時に掴みどころがない。

 

私が生まれる前の日本にも、こういう世界観があったのだろうと
落ちる夕日の中、ノスタルジックに浸っていた。

そこはまるで”桃源郷”のようだった。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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