超高級スパで風変わりな瞑想セラピー@クアラルンプール
クアラルンプールでは、すでにマッサージを
”ジョジョバスパ”という高級スパで体験したが、
別にもう1件マッサージサロンへ行ってみることにした。
そこで選ばれたところは、”ビレッジ・スパ”という施設。
ビレッジ・スパはリッツカールトンホテルに隣接する建物、
リッツカールトンレジデンス内にある高級スパである。
リッツカールトンホテルの専用スパであるが、
もちろん宿泊客以外の人でも利用できる。
とりあえず一度、足を運んでみる事にした。
ブキッビンタン中心から東方面に歩を進めると、
ウェスティンホテルやマリオットホテルといった、
超高級ホテルが建ち並ぶエリアに辿り着く。
その一角にリッツカールトンは存在している。
リッツカールトンホテルのエントランスから
中へ入った時は、なぜか緊張してしまった。
”高級”な雰囲気に慣れていないからだろう。
ホテルのエレベーターで4階に上がるのだが、
その過程にある調度品や雰囲気の全てが
高級感で満たされていた。
さすがリッツ、いずれ利用したいと思わされてしまった。
4階でホテル側からレジデンス側へ移動できるような構造。
レジデンス側にはジムなど他の施設もあるようだ。
高級ホテルお約束のプールを横切り、スパビレッジに到着。
ロビーはジョジョバスパと違って、かなりシックである。
高級感はスパビレッジに軍配が上がった。
レセプションでマッサージを受けたい旨を告げ、
高級感のあるメニュー表を見せてもらった。
マッサージメニューは、バリ式、タイ式、ロミロミ、推拿など
様々な手法があり、迷ってしまう。
しかしマッサージとは別に、一つ気になるメニューがあった。
それは”センサリー・エキスプロレーション”というもの。
五感を通して癒しに導くという、かなり興味深いセラピー。
マッサージを諦め、エキスプロレーションを受けることにした。
センサリー・エキスプロレーションは予約制であったため、
別日で予約し、一旦スパビレッジを後にした。
なお、スパビレッジでは日本語は通じないため、
コミュニケーション全て英語である。
そして後日再び、スパビレッジに訪れた。
2度目の訪問となると、高級感に圧倒されることはなかった。
慣れとは恐ろしい。
腰の低い男性スタッフに専用のロッカールームに案内され、
容易された身体を締め付けない緩い服に着替えた。
着替え後、案内役の男性スタッフに瞑想ルームへ連れて行かれた。
瞑想ルームは広く、最大6人同時にセラピー可能。
今回は、私と兄の2人だけの貸切であった。
そしてセラピーのティーチャーがやってきたが、
よく見るとなんと、先ほどの腰の低い男性スタッフであった。
しかし、案内する時とはオーラが違う。
ティーチャーの風格を醸し出していた。
ベースの効いたメディテーションミュージックが流れ、
セッションがスタートした。
かなり一級の音響設備だったため、音が心に響く。
そして室内の色が音に合わせて変化する。
聴覚と視覚を使ったセラピーということだ。
前に座ったティーチャーの指示に従い、
呼吸を整え、瞑想を行う。
次に、目の前にセットされている
ハーブを使ったセラピーに入った。
何の種類のハーブか分からなかったが、
それぞれ酸味、苦味、甘味、塩味のハーブであった。
それを瞑想状態のなか、一つ一つ深く味わうというもの。
しかし途中、進行状態がわからなくなり、
ティーチャーを薄目で見たりしていたため、
瞑想状態を保つのが難しかった。
それでおおよそ30分経過。
残りの30分はヘッドとフットのマッサージの時間。
女性のセラピストが一人ずつ着いて、
瞑想音楽の中、ゆっ~く~りとマッサージしてくれる。
触覚を使ったセラピーということだ。
そして1時間のセラピーが終了したところで、
ティーチャーはいつもの低姿勢に戻った。(笑)
俗世間から切り離された世界に行ってしまっていたためか、
マレーシアにいることを完全に忘れていた。
なのでスパビレッジから外に出た時は、
海外にいることにびっくりしてしまったほどだ。
それだけセラピー効果があったということであろう。
風変わりなセラピーはやはり興味深い。
今回は貴重な体験をさせてもらった。
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