丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

【実況】海外の日本食レストランで涙した理由@カトマンズ

ネパールを訪れる誰もが口にする有名な料理と言えば、
ダルバートとモモ。

ダルバートは言ってみれば、
インドのターリーと同じでカレーセットと言ったところ。

モモは、水餃子みたいなもので、
パクチーとかで味付けされており美味。

naimida

カトマンズのツーリストエリア、タメルにある食堂はハズレがない。
適当に店を選びネパール料理を食べるのだが、
マズい料理は出てこなかった。

どのローカル食堂も最低限の食事を提供してくる。

 

インドでは同じように適当に食堂を選ぶと、
最低限以下の食事に出会うことが多々あった。

それはもう、独房の囚人用の汁といった感じ。
吐き気の中、涙して食べたものも。。

まぁ、貧乏旅で極端にお金を浮かそうと、
そういうローカル食堂を選んだ自分のせいでもあるのだが。(苦笑)

 

 

またカトマンズは、日本食屋の激戦区として有名。
(ラーメン激戦区、池袋といった感じか!?)

その中で私がチョイスしたのは、「ふる里」という日本食屋。
旅疲れしている時に、このネーミングは反則だ。

 

建物の狭い階段を上ると、
そこには日本風の引き戸と暖簾(のれん)があり、
まるで「お帰りなさい」と言わんばかりに私を迎えてくれた。

その温かさに気持ちが緩み、思わずニヤけてしまう。
久々の感覚の引き戸を開け、過度な期待をせず中に入る。

「おーーーーっ!」

脳内革命が起きた。
やられた、、、完全に日本だ。

笑いをこらえながら、木目調のテーブル席に着く。
テーブルに置いてある調味料および、その配置の仕方まで日本。
センスが日本だ。

メニュー表には魅力的な日本食が色々と載っていたが、
私がチョイスしたのは”かつ丼”。

 

座敷席は、ツアー客らしき日本人オバサンたちが集団で占拠している。
ワーワーと盛り上がっている。

しかもその内容が、近所付き合いのことや姑の愚痴など。

ネパールに来てまで、それは無いだろうと思いつつも、
返ってそれが、日本にいるような錯覚を生み出す
ナイスアシストとなった。

ここは日本なのかネパールなのか、頭が混乱していると、
意表を突かれた感じで、かつ丼が目の前に置かれた。

「おーーーーっ!」

お膳に置かれた、丼と味噌汁と漬物。
これまた完全に日本。

「いただきます」という言葉とともに、丼の蓋を開ける。

フワーーーー

一瞬湯気が上がりメガネが曇る。
かつ丼に乗っかった半熟気味の溶き卵がプルプルしている。

感動のあまり、体が震える。
究極の癒しを感じた。

 

もうその時点で私は十分満足していたので、
味には多くを求めないことにした。

そんな気持ちでかつ丼を頬張る。
その瞬間、私は完全に打ちのめされ、思わず涙してしまった。

 

このクオリティー、間違いなくこの店は日本人経営だと思ったが、
なんとネパール人経営ということを聞いて驚いた。

日本で修行に励んだという。
米も日本から取り寄せているらしい。

ネパール人は繊細であることを、
この店は言葉なしに証明してくれた。
ネパールが日本人に愛される国である所以だろう。

 

余談だがこの店で、偶然にもバンコクで知り合ったヒロ氏と再会。

彼はその大人しい性格とは裏腹に、
中国からロンドンまで陸路で旅する気合いの入ったトラベラー。
エベレストベースキャンプへのトレッキングのためカトマンズに来ていた。

私自身、4日間しかカトマンズいなかったため、奇跡的な確率。
もはや神が与えてくれた、必然の再会と言わざるを得ない。

互いに旅で起こった色々なことを語り合い、
お互いバンコクで会った時より、成長していることを実感した。

 

色んな意味で「ふる里」を感じる、神レベルの食堂であった。

 

 

カトマンズの日本食の味を占めた私は、
ネパールを発つ日、”桃太郎”という日本食屋を訪れた。

野菜炒め定食を食べたが、こちらも完全に日本食。
ふる里ほどの衝撃はなかったものの、味はうまい。

これだけ舌を満足させると、
ローカル食に戻れるか不安になったものだ。
しかも行先は再びインド。

 

 

カトマンズは世界3大日本食地区の一つと聞いていたが、
そのクオリティーをまじまじと見せつけられる結果となった。

ちなみに残りの2か所は、、、、忘れてしまった。。。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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