丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

【恐怖】インドの病気に殺される寸前だった夜@コルカタ

東インド最大都市コルカタ、東南アジアよりのためか、
デリーなど西インドに比べて、料理の質が高いように思えた。
また、大衆食堂はカレー主体ではなく、数々のメニューがある。

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西インドでは、カレーばかりの毎日で泣かされた。
そのため食事の時間が待ち遠しくなく、生きる為に食べているという感じ。
言わば、家畜と化していた。

マサラの匂いがするたびに、吐き気を催していたほどだ。
「マサラ病」と勝手に病気の名前をつけたくなるくらいに。

 

西インドだと、チャーハンはマサラ風味のビリヤーニが主体であるが、
コルカタではキムチチャーハンがある。

西インドではマサラを避けるとなると、残すはチョウメン(焼きそば)
ぐらいしか選択肢はない。

しかしそのチョウメンのクオリティーは著しく低く、
とても料理と呼べるものではなかった。
客を舐めてるとしか言いようがない。

 

しかしコルカタの”グレイビーチョウメン”は質が全く違う。
味付けがしっかり成されており、人間の食べ物といった感じ。

また大衆食堂にプリンがあったりする。
遊び半分で食べてみたところ、これが日本のプリンと同じで美味い。

インドのスイーツは砂糖の塊みたいなのが普通なので、
これには衝撃を覚え、毎日食べるというハマりよう。

しかも、15円という破格。
宿で知り合った日本人も連れて行ったりしていたが、
120%皆満足していたほどだ。

 

 

ある日、美味しいビーフカレー屋があると聞きつけたので、
行ってみることにした。

インドはベジタリアン料理が主体なので、
肉の入ったローカルカレーは珍しい。

 

サダルストリートエリアから東へ歩くこと10分くらいだろうか、
路面電車が走るストリート沿いに、その店はあった。

店内は薄暗く、汚いローカル食堂であったため入るのに一瞬躊躇したが、
午前中にも関わらず大勢の客で賑わっていたので、
味は確かなのだろうと思い、中に入った。

ちなみに私以外、客は皆インド人低層階級者たちばかり。
しかも女性は一人もいないので、刑務所にでもいるような錯覚に陥った。

私がテーブルに着くと、珍しいからか、皆ジロジロと私をガン見してくる。

 

オーダーを通した後、料理が運ばれてきた。
トラウマによりカレーは暫く口にしていなかった。

トラウマを払しょくするべく挑んだビーフカレーを口にする。

それはこれまで食べたカレーと違い、コクがあり、
まさに私の求めていた”本場のカレー”であった。

冒険と味に満足し、店を後にした。
この夜とんでもない事態が訪れることも知らずに。。。

 

 

この日の夜、宿でいつも通りに爆睡していたところ、
夜中の1時くらいに急に目を覚ました。

目覚めと同時に、酷い吐き気を覚えたため、
起きた勢いで15メートル先にあるトイレに直行。

必死にコラえるも、途中で口の中に勢いよく上がってくる。
結局、その日に食べたものが全部でた。

 

「もしかして食あたりかも」と思いながら、一度ベッドに戻り横になった。
しかし、すでに嘔吐したにも関わらず、吐き気が治まらない。
その上、下痢の気も併発してきた。

再び急いでトイレに駆け込む。
激しい下痢に見舞われると同時に嘔吐する。

上から下からと、身体中のモノが搾り出される。

これの波が15分ごとに訪れ、平衡感覚が失われていく。
目も回り、フラフラで立っているのがやっとなぐらい。

 

通常、嘔吐後は気分が良くなる傾向になるが、
嘔吐の回を重ねるごとに、ますます悪化する。

もう吐くものがないにも関わらず、嘔吐が止まらない。
終いには胃液を通り越して、胆液が出てきた。

内臓が雑巾みたいに水一滴残らずギュッと絞られる感じだ。

汚いトイレの中、涙しながら「もう許してください」と口にする自分がいた。
「死ぬなら、もっと楽に死なせてください・・」
鼻と口から体液を垂らしながら、泣いていた。

 

結局2時間ほどの拷問で身体から全てが絞り出された。
もう出るものは、内臓ぐらいしかないとこでベッドで横になった。

しかしそれも束の間、次は激しい悪寒に襲われる。

「寒い寒い・・・」

まるで南極にでもいるような寒さだ。

 

「もしかして赤痢菌や腸チフスに感染したのではないか・・・」
意識が朦朧としている中、死への恐怖に怯え始めた。

「病院へ行くべきだろう」と思うものの、もうそんな気力と体力がない。
寒さで硬直した身体は言うことを聞かない

呼吸は荒々しく、意識を保つので精一杯だった。

そんな状態が明け方まで続いたところで、激しい悪寒は落ち着いた。
「死は免れた」と思いホッとした。

しかし、身体は依然弱っていたため水だけを口にし、
「元通り回復はするのだろうか」と思い、弱々しく終日ベッドでくたばっていた。

 

翌日の朝、目が覚めると、
なんと身体が”風邪を引いて調子が悪い程度”にまで回復していた。

どうやら病気に対し、身体の自然治癒力が勝利したらしい。
恐るべし、人間のチカラ。
再び人生を楽しむことができるという喜びで感無量だった。

 

この時、顔の筋肉は落ち、身体は痩せ細ってしまっていた。
一日で3kgほどダウンしたのではないだろうか。

また興味深いのは、この病気を境に私は痩せ型体質になってしまったこと。
いくら食べても身体に余分な肉が付かない。

おすすめのダイエット方法として広めたいくらいだ。(笑)

 

 

結局のところ、何が原因だったかは分からないが、
不衛生状態下にいる「強烈な菌」の仕業だったと思われる。

インドで生死の境を彷徨ったのは、これで2回目だ。
<関連記事:生死を彷徨う病気との格闘

やはりあの”ローカルカレー屋”だったのか?
いやこの日は他の店でも色々と食べ歩きしていた。

いずれにせよ、インドの衛生状態を侮ってはならないという教訓を得た。
インドの病気はタチが悪すぎる。
ダイエット効果は抜群だが。。。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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