ホーチミンのマッサージ店でなぜか英会話修行
ホーチミンのドンコイにて、2件のマッサージ店を訪れた。
1件目はホーチミンを訪れる外国人の間では割と有名な、
”ゴールデンロータススパ&マッサージクラブ”。
今回訪れたのはドンコイの店舗であるが、
タイバンルン通りにも店舗を持つ韓国人経営のマッサージ店だ。
夜に予約なしで突入したところ、
受付では韓国人の男性が、流暢な日本語で対応に応じてくれた。
よほど日本人の利用客が多いのだろう。
いつも思うことだが、韓国人の話す日本語はナチュラルである。
韓国語と日本語の発音や文法が似ているからであろう。
逆に言うと、日本人も韓国語は他の言語に比べて、
習得が容易なのではないかと思ってしまう。
私は韓国語が全く話せないので、その辺りはよく分からないが。
韓国系マッサージ店のためか、
施術メニューにはベーシックなマッサージの他、
ヨモギ蒸しやアカスリなどもある。
着衣のボディーマッサージ60分コースを選択したところ、
50分待ちを宣告された。
フットマッサージならば、すぐに受けれるということであった。
近所を散策して時間を潰した後、再びマッサージを訪れた。
1階ロビーに通され、出されたハーブティーを味わう。
お店のインテリアは、東アジアらしい雰囲気を演出している。
スタッフの教育も、きちんと行っている様子である。
なるほど、接客にはうるさい日本人が好みそうな感じだ。
ロビーには2,3組のお客さんがいたが、皆日本人であった。
久しぶりに聴く日本語が、妙に新鮮である。
しばらくして、2階のマッサージルームに通された。
マッサージルームは、
カーテンで10ほどの個室に仕切られており、かなり狭い。
めいいっぱいキャパシティを活用している感じである。
個室には施術ベッドはなく、
タイでよく見られる直置き布団のスタイル。
笑顔の可愛い若い女性がマッサージを担当した。
圧に関しては、強くもなく弱くもなく、程よい感じ。
普通に満足できたといった感じだ。
ただ隣のお客さん(オヤジ)のイビキがうるさかったため、
完全にリラックスできなかった。
次は志向を変えて、街にいる客引きの娘に話を掛け、
マッサージ店を紹介してもらうという冒険に出た。
ベトナムの女の子たちは気さくな娘が多く、
街角でもすぐに話が盛り上がった。
そこで連れて行かれたのはグエンフエ通りにある、
”Oriental Beauty Care & Spa”というベトナム人経営の店。
ヘアケア、ネイルケアなども行う、トータルビューティーサロン。
そのためメニューの数がハンパない。
店舗はビルの2階にひっそりとあるのだが、
1階の自転車屋を通って行かないといけないため分かりにくい。
これでは集客に苦労しそうである。
夜10時頃に私が行ったときは客はいなく、貸し切り状態であった。
女性マネージャーの”チー”が出迎えてくれ、
客引きの娘と3人でしばし話が盛り上がった。
チーはタイ系ベトナム人のため、かなり親しみやすい。
とりあえず、ボディーマッサージ60分を選択。
マッサージもそのままチーが担当してくれた。
広々とした施術ベッドのある個室なのでリラックスできる。
チーとは仲良くなっていたので、
強さの調整やほぐして欲しい部分を我が儘に伝えることができた。
またチーは英語ができるので、
マッサージ中の話しに花が咲いた。
私としてもマッサージを受けながら、
英会話のトレーニングができるので、かなり有意義な時間を過ごした。
有意義すぎたので、思わず1時間延長した。
するとホットストーンやタイ式ストレッチのサービスもしてくれた。
2時間でも3000円ちょっとという値段。
ベトナムはマッサージ価格が安い。
賑わっている店が特別テクニックに優れているかと言えば、
そうでもなく、違いは集客力の差であろう。
マッサージレベル自体はどこも対して変わらない。
そんな中、私はコミュニケーションが容易に取れる、
結局この2件目の方が満足できた形だ。
異国人とのコミュニケーションは刺激に満ちている。
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