丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

ホーチミンのホテルで英語での怒り爆発@ベトナム

バスでプノンペンを出発し、およそ7時間、
国境で40分ぐらいの足止めは食らったものの、
ようやくホーチミンのデタム地区に到着した。

夜9時だというのに、ブイビエン・デタム地区は賑わっている。
カンボジアから来たためか、ホーチミンが妙に都会だと感じてしまう。

 

タクシーを拾い、タイバンルン通りの予約済のホテルへ向かった。
ホテルの名前は”king star hotel Cao Ba Quat”。

エクスペディアで結構評判が良かったため予約した次第である。
規模はリーズナブルでシンプルな中級ホテルといったところ。

2泊分の料金8000円も支払済みである。
ホーチミンのホテル価格は他のアジア諸国に比べて高い。

 

タクシーの運転手と陽気な会話をしている内に、
あっという間にホテルに到着した。

噂通り、ホテルはキレイである。
まだ出来て間もないらしい。

意気揚々とレセプションに出向き、
予約している旨を告げ、パスポートを渡した。

するとフロントの女性から、とんでもない声が返って来た。

女性「Full!」

そしてパスポートを返された。

 

私は訳が分からなく、一瞬凍りついてしまった。
そして頭で状況を整理し、
予約確認書を見せながら女性に主張した。

私「いやいや、ほら、このように予約しているんですが」

女性「本日は、部屋は全て満室です」

意味が分からない上、
この女性のぶっきら棒な態度ちょっとプチッンと来た。

私「分かった。それなら支払ったお金を返してくれ」

女性「それは出来ない」

なんか他の仕事をしながら、あしらわれてしまった。

これには完全に頭に血が上っていまったため、
徹底的に詰め寄ると、初めて女性は聞く耳を持った。

そして仕方なしといった感じで、どこかへ電話し出した。

 

女性「系列店の者が迎えに来るので、ちょっと待っていて下さい」

ここまで言わないと動かないベトナム人の怠慢さに呆れた。

 

そしてバイクで系列店のボーイが、笑顔で迎えに来た。
バイクに跨り1分ほどで、系列ホテルに到着した。

カオ・バ・クワット店と比べて少々古くさい。
しかし通常、客に迷惑掛けた場合は、
グレードの高い部屋を用意してくれるものだ。

その期待を持ち、案内された部屋に入った。
部屋に豪勢さはないどころか、窓がないため閉塞感あり。
これで1泊4000円は割に合わない。

すると一旦は治まった怒りが再び沸き起こって来た。
しかし深呼吸をし、なんとか怒りを鎮めた。

 

ここはベトナム、一つの懸念が沸き起こった。
「まさか事前支払済みにも関わらず、チェックアウト時に
宿泊代を請求されやしないだろうか」

「この点の確認だけはしておかないと」と思い、
夕食のための外出時に、ボーイに確認した。

この時、事の経緯を話していると自然と感情的になって、
カオ・バ・クワット店の女性の対応の悪さを熱く語っていた。

ベトナム人に主張する時は、感情的にならないと
まともに聞かない、という要領を認識していたのだろう。

するとボーイは、真摯に聞き耳を立て
「宿泊費を払う必要はない、心配しないでください」
と言い、私をなだめた。

なかなか分かるボーイである。

主張が終わると、私は幾らか落ち着いた。

その様子を見たボーイは、すかさず隙を見て、
小声でビジネスの話をし始めた。

ボーイ「ところでミスター、女遊びはどうですか?」

私「お前ぇ!あのなぁ!!」

ボーイ「OK、ミスター、落ち着いて。いい女知ってるから」

ベトナム人の神経の図太さに呆れてしまった。
さすがベトナム戦争に屈しなかった民族である。

なんかこのボーイも信用ならないと思い、
とりあえず、夕食をしに出掛けた。

 

 

夕食から戻ってくると、ボーイがロビーのPCで、
インターネットをしていた。

夕食を取り、すっかり起源を取り戻した私は、
彼に「やぁ、何しているの?」と話しかけた。

するとボーイは
「あなたに紹介する女を見ていたんだよ。ほらっ」
と言って、画面を私に見せた。

かなりしつこさに疲れてしまい、
私は相手にすることなく、そそくさと部屋に戻った。

 

 

結局チェックアウト時に、支払いは発生しなかった。

まぁ当然のことではあるが、
ベトナムでは当然が通用しないことが多々ある。

それが”ベトナム”である。

 

しかし英語は苦手な私だが、今回の件では、
自然と英語が口から次々と吐き出されていた。

やはり語学は恥ずかしさを捨てた方が勝ち、
と思ってしまった。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

プロフィール

プロフィール



戸茂 潤(とも じゅん)

プロフィール