丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

変なサドゥーと聖地でのハタヨガ体験@リシケシュ

宿泊先のアシュラムで行われているハタヨガレッスンに参加。
ここでは宿泊者だけでなく、外部の人もレッスンを受けることができる。

恐る恐る道場へ向かうと、穏やかな面持ちの若い先生が迎えてくれた。
いつも中庭に静かに座っている年老いたヨギの息子らしい。

yoga1

参加者は私を含め3人。2人は欧米人女性である。
新参者の私は内容がよくわからないため、後方のヨガマットに陣取る。

まずレッスンはメディテーションから始まった。
マントラを唱えて精神を落ち着かせる。
「%#$*%$*¥~」
何と言ってるか分からなかったが、私も真似してマントラを唱える。

呼吸を整える。
「インヘル」「エクセル」の声とともに右の鼻から吸って~、
左の鼻から吐く~。

いよいよヨガだ。
師がデモンストレーションを行い、我々がそれに続く。

ハタヨガはアシュタンガヨガなどに比べてソフトだが、
身体が硬いせいか中々ポーズが取れない。

参加者の一人の女性も身体が硬く、
コロンコロンと転がっている。
その可愛らしさに笑いが込み上げてきたが、師はビクともしない。
さすが精神の鍛錬を積んでいるだけある。

私も顔を引き締め集中する。
普段サッカーで鍛えており、自信があったのだが、
身体が悲鳴を上げ、筋肉がプルプルと痙攣し始める。
ゆっくりとした動きだが、身体が温まり発汗する。

1時間という時間がこんなにも長いと感じたことはない。
精神の落ち着きが足りないのだろう、途中で発狂しそうになった。

傍から見ると簡単そうなヨガが、こんなにハードだとは。。。
やはり何事もやってみない分からないものだ。

最後は瞑想で終わる。
師に礼を言い、部屋に戻ったが、なんだか身体の様子が変だ。
結局、体調を崩し丸一日寝込む。

旅を始めて2週間ずっと気を張りっぱなしだった。
ヨガにより身体を開放したことで、恐らく気が緩んだのだろう。

邪気が抜けたせいか、次の日の目覚めは爽快であった。

 

実はここリシケシュでは、謎のプライベートヨガも体験している。

ある日のこと、人里を離れたところで瞑想しようと思い、
ガンジス川沿いを歩いて上流した。

人が来ないような最適な岩場を見つけたので、瞑想開始。
ガンジス川のせせらぎだけが耳に入り、邪念を払う。

やがて無の状態に入り、川のせせらぎさえ耳に入らなくなる。

しばらく続けていると、ふと周囲に気配を感じた。
すぐ左側2メートルほどの距離に腰布だけを巻いたサドゥーが
座っているではないか。

ドレッドヘアと髭は伸び放題。
あまりにも原始的過ぎて、サルを彷彿させるヒトといった感じ。
白々しく川を眺めている。

私が声を掛けると、ごく自然に会話が始まる。

私「ここで何をしているのですか?」
サドゥー「何をしてるも何も、あそこが我輩の家だ」

後ろを振り返り指差した方の崖に、祠(ほこら)っぽいのが見える。
このサドゥーは30歳の時に俗社会を捨て、
8年間、この超自然的な生活を送っているらしい。

本物の修行者だ。凄い、、というか意味不明だ。(笑)

サドゥー「ヨガをやりたいなら、明日の朝に来なはれ」

どうやら特別レッスンをしてくれるらしい。
興味深々なので明朝来ることを約束し、その場を後にした。

 

明朝、祠を訪れた。
サドゥーがいたので、お土産にバナナを渡すと喜んで祠に収めた。
お土産は何が良いか悩んだが、
サルっぽかったのでバナナにしたのだが、見事的中したようだ。

祠前に6畳ほどの平らなスペースがあり、そこで儀式は行われる。
サドゥーの真似をしマントラを唱えるのだが、一般的なマントラではない。

悪ふざけした歌のよう。
薄めで師を確認すると、師はマントラを唱えながら、
祠の方に行ったり来たりしている。
何をしているんだろう。

するとマントラを唱えながら顔に何かを塗ってくる。
塗られる途中、師は咳き込んだりしていたのだが、
それが妙に笑われている感じにもとれる。
なんだか妙な気分だ。

ヨガのときは人間離れしたダイナミックなポーズを披露してくれた。
これを見てやはりこのヒトは本物だと確信し、先ほどの疑念が払拭される。

途中、欧米人が手土産を持ってきたりも。
このサドゥーは一体何者なのか。
有名なサドゥーなのかどうか分からない。

「毎朝、朝日に感謝しなさい。朝日には物凄いパワーが宿っている。
朝日はあなたに生命力を与える。だから毎朝朝日に感謝しなさい!」

エネルギーに満ちたサドゥーのこの言葉でレッスンが終了した。

いい体験をさせてもらった。
出会いに感謝。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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