丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

ハノイでの間違った服装と暗黒な旧市街

「完全に憶測を誤ってしまった。」
ベトナムの首都ハノイ、ノイバイ空港の外に出て思った。

ハノイは南国と言われる台湾や香港よりも緯度は低い。
そのため1月だが、温かいと思い薄着で来てしまった。

薄着と言えど、ヒートテックの上にジャージを着ていた。
しかし更にアウターが必要な寒さだったのだ。

事前チェックでは、冬でも最低15度とあったため油断した。
完全に10度を下回っていた。
これでは日本の冬と変わらない。

ベトナム南部にあるホーチミンは、完全に熱帯性気候。
そこはさすが縦長いベトナム。

日本のように北部地方と南部地方では気候が大きく異なる。

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ハノイ旧市街はバックパッカー好みのカオスであった。

狭い道が不揃いな碁盤の目のように張り巡らされており、
昔ながらの古く汚い建物が雑に並んでいる。

バイクの通行量が半端なく、また騒々しい。
そして空気は排気ガスで汚れている。

おかげで一日外出すると、鼻毛があっという間に伸びる。

そんな中、道端の歩道では多くのカフェ屋台が営業しており、
髪の脂ぎった男たちがお茶を愉しんでいる。

また、ベトナムの笠を被った行商人を見ると、
ベトナムに来ていることを実感する。

日本に来る外国人も着物姿の日本人を見た時に、
日本に来ていることを実感するのだろう。

 

 

一度、行商人おばちゃんからパンを買おうとしたときのこと。

2個のパンを選びお金を払おうとするが、英語が通じないため、
財布の中のお金を実際見せて意思の疎通を図ろうとした。

パンはおおよそ1個1万ドン(40円)くらいなので、
1万ドンや2万ドンを複数枚見せたが、首を横に振られた。

そしておばちゃんは財布の中の20万ドンを指差した。

 

ベトナムで一番厄介だったのが、お金の額の大きさ。
数十円の支払いで、何万ドンという単位のお金なのだ。

しかも他の国では日本円に換算する時、掛ける5とか、
100分の1とか割とスムーズに頭の中で計算できるが、
1000ドンが4円なのでかなり混乱してしまう。

 

おばちゃんからお金を抜き取られそうになった時、
それが700円ほどであることになんとか気づき、
おばちゃんを「コラーッ!」と叱りつけ、
パンを戻し、その場を後にした。

旅仲間から「ベトナムは他の東南アジアと比べて輩が多い」
とは聞いていた。

まさか純朴そうなおばちゃんはボッて来ないだろうと
先入観を抱いていたが、その考えは甘かった。
しかも10倍の吹っかけとは恐れ入った。

さすが数々の侵略や戦争に耐え抜いて来ただけあって、
その根性が凄まじい。

 

 

ハノイ市内散策中、あまりの寒さに温かいデザートを食べようと、
甘味処で有名な店”トゥーガー”に足を運んだ。

てっきり暖房の効いた屋内に店はあると想っていたが、
行ってみると屋外の屋台風だったので寒い。

そこで温かいチャーを頼もうとしたが、言葉がうまく通じない。
ベチナム語は、発音が難しい。
「ありがとう」の意味の「カムオン」だけでも
習得に時間を要したほどだ。

しかしどうにか通じたらしく、デザートを待っていると、
出てきたのは氷入りの冷たいチャー。

もうやりとりが面倒だったので、それはそれで震えながら食べ、
別でホットティーを頼み、店を後にした。

店自体は、ハノイっ子で賑わっていた。
店の若いスタッフも明るく、快活である。

しかし、ベトナム人とはイマイチかみ合わないことが多い。

 

 

夜のハノイ旧市街は街灯が少ないため、
場所によってはほぼ真っ暗だ。

たまに通るバイクの明かりを頼りに、
手探りで歩かなければならない。

また歩道に穴が開いてたりするため、
歩くのに困難極まる。

方向感覚に自信のある私だが、そのあまりの暗さに、
ただでさえごちゃこちゃしている道がさらに分かりづらくなり、
夕飯を済ませ宿へ戻るだけで道に迷ってしまうほどだった。

 

ハノイは掴めないという意味で、
なかなかエキサイティングな街である。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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