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【中国広州ゲストハウス】共産ババァと揉めて中に入れず

これまで何度も中国を訪れてきたが、
その時は全てホテルを利用してきた。

そして今回の広東省の旅では、
中国で初めてゲストハウスを利用することにした。

 

しかしまず初めに言っておきたいのは、
中国ではゲストハウスやホステルが、
諸外国のようにメジャーではないということ。

そこはやはり、共産国家の1つの特色なのだろうか。

中国での宿泊施設は、ホテルがメインであり、
また、ホテルも外国人が宿泊できるホテルと
宿泊できないホテルが存在する。

僕自身、この宿泊拒否で戸惑った経験がある。
(記事:中国無錫の予約ホテルで謎の宿泊拒否

厳しく”国”に管理されているために、
共産中国では簡単にゲストハウスビジネスを
始めることができないかもしれない。

 

またそもそも、ゲストハウスのようなドミトリースタイルは、
土地の狭い都市や地価の高い都市で威力を発揮する。

例えば、ニューヨークや香港などの各大都市で。

そういった意味では、中国は土地が豊富にあり、
ホテルのシングル宿泊料金の価格は概ね安いため、
そもそもゲストハウスの需要はないかもしれない。

 

そんなこんなで、ちょっと謎に包まれている
共産中国のゲストハウスに興味を持った僕は、
今回、(中国では)初めて中国広東省の広州市と珠海市で
ゲストハウスに宿泊してみたのだ。

そこではやはり、
普通とはなんか違うものが、待ち受けていたのだった。

 

 

隠れ家的でなんかおかしい広州のゲストハウス

広州のゲストハウス探しは、某有名ブッキングサイトで行った。

しかし、広州という大きい国際都市でありながら、
数件のゲストハウスしか見つからなかったのは、
やはり中国のゲストハウス事情を物語っていたように思う。

その中から、宿泊者かたの一定の評価がある
”ゲストハウスらしい”1つのゲストハウスを選んだ。

広州ヒア・カフェ・イン(Guangzhou Here Cafe Inn)である。

そしてあらかじめ、3泊4日の予約を済ませた。

 

そして、宿泊日当日。

地下鉄”華師駅”に降り立ち、スマホで地図をチェックしながら、
意気揚々と広州ヒア・カフェ・インへ向かった。

広州ヒア・カフェ・インは、
地下鉄駅から徒歩5分という好立地にあるため、
すぐに地図が指し示す場所へたどり着いた。

しかしそこは、中国独特のかなり大きなマンション
(コンドミニアム)であった。

なぜ”しかし”なのかというと、
予約確認書の住所には番地までしか記されておらず、
部屋の番号の表記がなかったためだ。

 

「まぁゲストハウスなのだから、分かりやすいように、
エントランスに何か記されているだろう」
と思い、そのマンションのエントランスに行ったのだが、
何も記されていなかった。

そして、がっちりとナンバー入力式オートロックで
扉は閉じられていた。

「う~ん、もしかして違う建物に来たかもしれない」
と思い、同じ敷地内にある、別のマンションへ行ってみた。

3つのマンションを回ったみたが、
いずれのエントランスにも、何も記されていなかった。

エントランスにいるガードマンにも
「ゲストハウスを探しているんだが、知らないか」
と尋ねたのだが、みな首を横に振る始末。

なんだか、キツネにつままれている感じがした。

 

探し始めて、もうかなりの時間が経った。

初めに到着したマンションの前で、
スマホで情報を探っていたところ、
旅行者っぽいアジア人女性がエントランスから出てきたので、
咄嗟に彼女に「ゲストハウスを知らないか」と尋ねたところ、
奇跡的にも「24階にありますよ」と答えてくれた。

正直ホッとした。

そしてゲストハウスがあるらしき階数が分かったところで、
他のマンション住民に紛れて、マンション内に突入した。

 

エレベーターで24階にたどり着くと、
欧米人がロータリーにいたので、彼に
「ゲストハウスを探しているのだが・・」
と尋ねたところ、その部屋を教えてくれた。

そしてようやく、ゲストハウスに到着することができた。

地下鉄駅を降りて3分どころか、
到着まで1時間ほど掛かってしまった。

 

開口一番、ゲストハウスのオーナー男性に
「何の表示もないから、かなり探すのに苦労したよ」
と言うと、
「なぜ、電話しなかったんだ?」
と彼は言ってきた。

「いやいや、そういうことじゃないだろ」と言おうとしたが、
これはチャイナクオリティーだと受け入れ、
不毛な議論は避けるため、それ以上言うのはやめた。(笑)

 

そして不運は重なるもので、まさかのダブルブッキング。

「いやいや、それは勘弁してよ」と思いながら、
彼にちゃんと予約を通っていることを当然に主張した。

すると時間は掛かったが、
すでに泊まっている中国人らしき客をどこかに追いやって、
何事もなかったかのように、僕のベッドを確保してくれたのだった。

「おいおい、大丈夫なのか」と、
なんだか状況が良く分からないが、善しとした。(笑)

しかし、これまでいろんな国でゲストハウスを利用したが、
こんなにチェックインまで苦戦したのは初めてであった。(苦笑)

 

ゲストハウスは3ルーム分で営業していたためか、
かなりの宿泊客がいたが、外港人宿泊客は数名しかおらず、
ほとんどが中国人宿泊客であった。

普通ゲストハウスは外国人で賑わっているため、
このようなケースは珍しい。

そして彼らはロビーに集まり、かなりうるさかった。

一緒の部屋にいたイスラエル人も
「あいつら、かなりうるさくて落ち着けやしない!Fuck!」
とイライラを隠せない様子だった。

 

 

まさかのマンション入館拒否?

2日目に広州市内を散策したあとの夜のこと。

ゲストハウスのあるマンションに戻ってき、
エントランスでルームナンバーを押し施錠後、
マンション内に入ろうとした。

すると中から年配の中国人女性が僕の入館を邪魔しながら、
中国語で何か言ってきた。

何を言っているか分からなかったので、僕は中国語で
「中国語は分からないので失礼」
と言って中へ入ろうとすると、
「へっへっへ、中国語が分からないんだね?」
みたいなことを言いながら、僕の進路を邪魔してくる。

僕がババァを無視し強引に中へ入ろうとすると、
ババァと一緒にいた男も一緒になって、
扉を必死で押さえ始め僕を中に入れさせてくれない。

彼らのやっていることが、全く意味不明であった。

 

 

埒があかなかったため、
ゲストハウスのオーナーの携帯に電話したところ、

「一旦エントランスから外に出て左手の方に真っ直ぐ歩いて来い。
そこに車が見えるのが分かるか?そこまで来るんだ。」

とよく分からないことを言っていたが、
他に成すすべもないため、その指示に従った。

車まで辿り着くと、そこにはゲストハウスのオーナーが乗っていた。

僕はホッとしたと同時に、
「一体、どういうことなんだ?」
と、当然彼に尋ねた。

すると、
「マンションの住民の中には、
外国人がマンション内をウロウロすることに、
抵抗を持っている連中がいる。
そして彼らは、よくエントランスで見張っているんだ。
もちろん彼らは、私がこのマンションで
ゲストハウスを営業していることに反対している。」

「なるほど」
と思い、僕が
「だから看板もなければ、WEB上に部屋番号の記載もないのか」
と尋ねたところ、彼は
「その通りさ」
と答えた。

状況が把握できたことで、全てのピースがハマったが、
宿泊客にとっては、迷惑以外の何ものでもない。

結局、地下駐車場にある入口からマンションの中に入り、
ゲストハウスへと無事戻ることができたのであった。

 

 

今回、初めて中国のゲストハウスに宿泊したが、
「中国のゲストハウスは面倒くさい」
という印象だけが残ってしまった。(苦笑)

どうも中国では、ゲストハウスよりホテルに宿泊した方が
無難なようであることを悟ったのだった。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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