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フランス人の友達から聞いた信じられない休暇事情

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フランス南部の地中海に面する港町マルセイユ。
そのマルセイユに住むフランス人「アニー」に、
休暇についての質問を行った。

なぜ休暇の質問を行ったかというと、
「フランス人はかなり大きな休暇を取れる」
という噂を耳にしていたからである。

また噂以外でも、実際に東南アジアに行くと、
フランス人の旅行者の多さを体感するからである。

東南アジアのゲストハウスに宿泊するとかなりの確率で、
あの特徴的なフランス語の発音を耳にする。

要するに彼らはバックパッカーである。

またバックパッカー以外にも、
年配フランス人の団体ツアー客を街でよく目にする。

一度タイで乗ったバンコクからチェンマイまでの長距離バスは、
私以外ほぼフランス人で満員御礼状態であった。

そんな理由があって今回、旅友達であり、
ドイツ語教師でもあるアニーに休暇事情を問うてみた訳である。

 

私:
「フランス人は大きな休暇が取れるって聞いたことあるけど、
実際どうなの?」

アニー:
「そうね。一般的に1年のうち6週間の休暇を与えられるわ。
そして実際みんな、1年のうち自分の好きな時に休みを取っているわ。
でもまぁ冬に2週間休んで、夏に1か月の休暇を取るのがメジャーね。」

 

”休暇の国フランス”の噂は本当だった。

そしてなぜ東南アジアにおいて、
あんなにフランス人がウヨウヨしているのかが理解できた。

 

私:
「やっぱりそうなんだ。
日本では会社を続けて休めるのは、頑張って1週間というところだよ。
気軽に休暇を取れない暗黙のルールが存在するんだ。」

アニー:
「えっ、そんなの厳しすぎて耐えられないわ。
あっそうそう。あと私の場合は、生徒が休みの時も休暇を取れるの。
それが1年間で6週間あるわ。」

私:
「Wow、それじゃあアニーは1年間に約3か月分の休暇があるってこと?
だから頻繁に旅が出来るんだね。
なんか日本人は”働きアリ”とかよく揶揄されるけど、その意味が分かったよ。」

アニー:
「(笑)。でも私のことを”お気楽者”だと思わないで欲しいわ。
通常、1週間に60時間働くっていうこともよくあるのよ。」

 

なるほど。
仕事を集中して行い、そして休暇を集中して取っているという訳だ。

個人的に、そういう合理的な仕事のスタイルは好きである。

例えいくら毎日働いたとしても、そこに質がなければ生産性は低い。

先に”長期休暇”というご褒美が待っていると、
潜在能力というかエネルギーが湧いてくる。

そしてそれが仕事の質につながる。

人間は本来、怠け者であるので、
目標なく仕事してしまうとダラけてしまうのは仕方ないことだ。

人間とはそのようなものである。

フランスは恐らくそのあたりを考慮しているのだろう。

 

果たしてこれは、
狩猟民族と農耕民族という文化の違いから生じているのだろうか。

狩猟民族は集中して狩りを行い、集中して休む文化。
欧米人は狩猟民族DNAを持っている。

一方、農耕民族は毎日コツコツ稲作を育てる文化。
アジア人は農耕民族DNAを持っている。

どちらが良いかというのは、人それぞれだと思うが、
日本には戦後から欧米式の文化が入って来たため、
従来のスタイルで生きて行くには厳しくなっているのではないだろうか。

欧米式文化とは、競争文化である。

日本はもともと共存文化の気質であったので、
競争社会になった今、かなりストレスを抱えてしまっている。

だからと言ってグローバル社会となった今日、
競争社会から逃げ出すわけにはいかない。

そういった意味において、
日本でもフランスのような働き方を取り入れても良さそうに思うのだ。

 

しかしながら現実として同じ先進国でありながら、
フランスと日本の休暇の違いはカルチャーショック以外の何ものでもない。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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