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フィリピン人の英会話力の高さの理由は学校教育にあった

フィリピン人の英会話力の高さは、世界でも有名である。

フィリピン人はタガログ語やセブアノ語といった母国語を持ちながらも、
なぜそんなにも英会話力が発達するのか興味を持った。

そんな時は、インターネットで生半可に知らべるよりも、
直接現地フィリピン人に質問した方が明確な情報を得ることができる。

そこで私のフィリピン人のベストフレンドであるケイティに質問することで、
フィリピン人の英会話力の秘密に迫った。

 

本来はスペイン語が流通していた

1500年代、世界は大航海時代に突入しており、
スペイン艦隊はフィリピンを発見した。

その時の艦長は、学校の社会科の授業でもよく取り上げられる
あの”マゼラン”であった。

マゼラン自身はフィリピンで殺害されてしまったのだが、
以降、スペインによるフィリピン諸島の実効支配が始まった。

その後、1800年代後半まで、スペインの植民地であったため、
フィリピンにはスペイン語が根付いた。

なので今でもフィリピンには、
スペイン語を話すことができる年配者がかなりいる。

実際にケイティのお父さんやお爺さんは、スペイン語を操る。
またケイティ自身も、多少のスペイン語を話せる。

 

アメリカの植民地支配

約400年という長きにわたるスペインの植民地支配に終わりを告げ、
変わってアメリカによるフィリピンの植民地支配が始まった。

これは1900年代のことなので、周知のことだろう。

アメリカ人は徹底して、フィリピンの学校教育に英語を組み込んだ。

それからというもの、フィリピン人の英会話力が向上したという図式。

 

植民地支配時の学校教育が、どのように行われていたかの詳細は不明。

だがケイティ自身の受けてきた学校教育については、聞き出すことができた。

まず幼稚園からアルファベットや日常的な単語レベルの
英語教育は始まるという。

先生がリンゴの絵を見せて、子供たちが「apple!」と叫ぶような感じ。

そして小学校になると、国語の時間以外は英語を使っての授業になる。

母国語のテキストがないので、そのようになってしまうのだろう。

そういった環境が、大学まで続く。

学校ではたくさんの英語に触れることになるので、
この環境で英語力の基礎はみっちり身につくのだろう。

 

あと英語が流暢に話せるかどうかは、家庭環境次第であるという。

中流階級以上の家庭では、家族との会話においては、
英語が使われることが多いので英会話力が伸びるらしい。

ちなみにケイティに関しては、
母国語であるタガログ語よりも、英語の方が母国語という感じ。

フィリピン人の英語力は個々で差はあるが、
みんな字幕なしで洋画を観ることができる。

 

フィリピン人の順応性の高さ

フィリピンは近年、アメリカの会社のコールセンターが
多く設置されている国として知られている。

かつては国際コールセンターと言えば”インド”と言われていたが、
今ではフィリピンにコールセンターを設けるケースが多い。

その理由として、インド人の英語の訛りが酷いというのがある。

もちろんフィリピン人もオリジナルの英語訛りを持っているが、
インド人とフィリピン人の違いは、個性を曲げることができるという点。

フィリピン人は柔軟性があるため、コールセンターの任務前に
英語の発音トレーニングを行えば、発音が改善されるという。

イギリス向けの発音に変えたり、アメリカ訛りに変えたりといった
フィリピン人の適応力には目を見張る。

やはり万全な英語力を持っているがゆえ、為せる業と言えよう。

ケイティも世界で話される英語、シングリッシュやインドリッシュ、
ブリティッシュやアメリカン、オージーイングリッシュなどを
自由自在に操ることができるので、話していて面白い。

インド人も英語力は持っているのだが、
彼らはフィリピン人とは対照的に個性を曲げない民族であるため、
なかなかインド訛りの英語を捨てることができない。

そういった意味でも、
フィリピンには多くの外資系企業がオフィスを構えている。

なので一般的にフィリピン人が福利厚生の良い仕事に就くならば、
必然的に高い英語力を持っておくのが前提になる。

そういう風にして、フィリピン人の英会話力というのは、
正のスパイラルを持って今もなお進化していると言えよう。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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