丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

インド空港深夜到着&下品な歓迎@デリー

バンコクを経ちインドのデリーへ向かう飛行機。
利用しているのは”ジェットエアウェイズ”というあまり聞きなれない航空会社。
ほとんどの乗客はインド人であるため、日本人の存在は浮いている。

機内はかつて味わったことのないほど騒々しい。
このデリカシーの無さは、まるで小学生の遠足。

食事の時なんかはあまりにも酷い呑めや騒げや状態に、
客室乗務員も明らかにキレた表情。

食事後、頭上の荷物入れに納めていた荷物を取ることに。
場所は3つ後方座席の頭上荷物入れ。
奇しくも一番騒いでいる質の悪いオヤジたちの場所だ。

気を遣いながら荷物入れを開けると、
中から一眼レフカメラの専用ハードケースみたいなのが
滑り落ちてくるのが目に入った。

「あっ!」と思いキャッチしようとするも間に合わず。
荷物入れ下で喋りまくっているオヤジのハゲ頭にクリティカルヒット!

「Oh my god!!」 ←私の心の叫び声

オヤジの薄い髪の毛はバラバラ、眼鏡はズレてしまっている。
当たった瞬間に電池が切れたように会話は止まり、
怒り心頭でプルプル震えている。

間違いなく殺されると思った。
間髪入れずに謝罪をするも、

「are you OK?」「I’m so sorry!!」「very very Sorry!!」

咄嗟の状況下、これぐらいしか謝罪の言葉が沸いてこない。
しかし気持ちは通じるはずだと思い、これを繰り返す。

するとオヤジは私を見て、
遠い国から来た哀れな外人と思い情が入ったのか、
奇跡的に怒りを鎮め、許してくれた。

まさかインド到着前から波乱が起きるとは。
インドではただならぬものが待っていると感じた。

 

時刻は現地時間22時。
4時間30分のフライトを経て、着陸態勢に入る。
眼下にデリーの夜景が見える。
10億人の人口を抱える大国インドの首都というのに、
ネオンの輝きはなく、全体的に薄暗い。

ぽつぽつとオレンジ灯があるだけで薄気味悪い。
その危険な感じに背筋がゾクッとする。

インディラ・ガンジー国際空港に到着しタラップを降りると、
気のせいなのか、香辛料(スパイス)の匂いが漂ってきた。

日本では味噌の匂い、韓国だとキムチの匂いとか言われるが、
それのインドカレーバージョンなのか。

すぐに入国審査があり列に並ぶのだが、これはストレスが溜まる。
基本的にインド人には、日本人の持つパーソナルスペースがない。
常に押されたり、触れられていたり、また横入りは当たり前。
列をなすマナーは最悪である。
この状態で30分ほど待たされるという軽い拷問。

バッグも無事にピックアップでき、ホッと一息。
しかしインドの首都空港ということで近代的なものをイメージしていたが、
かなり古めかしい。よく言えばレトロなのか。。。
近代的なタイのスワンナプーム空港から来たので尚更だ。

またトイレの小便器の設置位置の高さには驚いた。
日本の平均的な身長の人だと、背伸びしながらでないと用が足せない。
たんなる設計ミスなのか何なのかはわからない。

 

到着ロビー内の銀行カウンターで両替をすることに。
両替カウンターといっても、よくあるような綺麗な感じではなく、
また職員も制服を着てないので、かなり胡散臭い。

両替カウンターは3社ほどあり、私が興味を示すと、
3社の職員ともブースの中からゆ~っくりと
「おいで~おいで~」の手招きをしてくるではないか。
正直気持ち悪いし、行きたくない。。

しかし現地キャッシュが必要だったので、
直観で一番気の合いそうな職員のいるカウンターへ。

「このUSドルをインドルピーに両替お願いしやす」
しかし何か考え事をしているようで処理をしようとしない。
椅子に座ったまま、やる気を感じない。
「さっきの手招きは何だったんだ、、、、」と思いつつも反応を待つことに。

するとやっとUSドルを受け取るものの、何かブツブツ言いながら、
現金の入っている引き出しを開けたり閉めたりを繰り返している。

あまりにも常軌を逸脱していたため、
「頭がイカれてしまっているのか?」と思いながらも、
変な空気感漂うなか状況を見守ることにした。

するといきなりお尻を片方持ち上げて

「ブーーーッ↑↑」

屁をこいたではないか!!
するといきなりスイッチが入り、ちゃちゃっと仕事を済ませた。

その一連の流れを左脳を使って分析したが、全く意味が解らない。
「完全にイリュージョンの世界だ!!」と思うとともに、
「そうか、これがインドなのだ!!」と思い、
未知の世界観との出会いに胸が高鳴った。

 

インドの旅で、デリーから入国するのは危険という評判が広まっていた。
特に深夜の街への単独移動は自殺行為らしい。

そのため到着ロビーで夜を明かすことにした。
到着ロビーも2種類あって、到着ゲートの向こうと手前。
到着ゲート手前ロビーは、呼び込みなどの外部者は入れないから安全。
まあ安全と言ってもここはインド。
寝ている隙に手荷物を取られる可能性は高い。

もちろん到着ゲートの向こうはサメの群れが泳ぐ海だ。

イスで休憩していると、一人の日本人バックパッカーが声を掛けてきた。
彼は飛行機で世界一周している大学生であり、
インドの空気感が想像を超えてたのでかなりビビッている。
「怖いので一緒に行動して大丈夫か」とのこと。
手荷物の見張り代わりに交互に仮眠を取ることで合意。

戦地への突撃前の一夜の如く心を落ち着かせ、朝までの時を過ごす。

 

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戸茂 潤(とも じゅん)

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