丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

クレイジーなインド人魔物とアシュラム@リシケシュ

宿泊する場所となったのは、
リシケシュの中でもガンジス川上流に位置するアシュラム。
元々は厳格なヨガ道場だったみたいだが、
今はただの宿泊所としても開放しているらしい。

リシケシュ

↑宿泊したアシュラム前にあるヒンズー寺院

1泊200円で、朝夕のヨガレッスンは100円で自由参加。
ここには宿泊客ではなく、もはや住んでいるような世捨て人もいる。
イスラエル人客が多い感じ。

ここリシケシュは、ガンゴトリーなどガンジス川源流方面の秘境への
トレッキング開始地点でもあり、
町には風変わりな欧米人が目立つ。

アシュラムの道を挟んで隣にはヒンズー寺院があるため、
この寺院から聴こえる鐘の音とマントラが朝の目覚ましとなった。

ベランダが他の部屋の人間と共用になるため、
お互い爽やかな一日の始まりの挨拶を交わす。

ある夜なんかは部屋の扉が「ドン!ドン!」と
激しくノックされるので開けてみると、
そこには隣りの部屋のイスラエル人女性が立っていた。

どうやら鍵を部屋に置いたまま外出したらしく、
私の部屋を通りベランダまで行かせて欲しいとのこと。

「ノープロブレム」と返事すると、
彼女は大きな瞳で私を見つめ、ゆっくりとベランダへと向かい、
自分の部屋へと消えて行き、なんか嘘くささを感じた。

私を物色しに来たのか分からないが、
日本人女性にはないその大胆さに、ドキッとさせられたのは事実。
それほど緩い宿泊施設である。

 

このエリアにアジア人は私しかいない。
インド人女性は100%サリー姿。
常に鐘の音やお経が耳に入ってくる。
完全に脳内革命が起きていた。

 

食堂は相変わらずターリーと呼ばれるカレーばかり。
50円とお安いが、もう1週間毎日カレー三昧。
しかもローカル食堂のカレーは豆の入ったカレー汁。
日本のカレーを想像してはいけない。

リシケシュでは体調を崩したのもあって、
カレーの匂いはキツく、泣きながら食べていた。
のちにカレー屋ではない食堂を見つけ難を逃れるのだが。

 

リシケシュのガートでは毎晩”プジャ”と呼ばれる宗教儀式が行われる。
皆集まり、お祭りのような雰囲気。

巨大なシバ伸の前に皆鎮座し、経典が読まれる。
初めの方は淡々とし静的な感じだが次第にリズムが加わり、
みな徐々に体が揺らいで来る。

さらに音楽に煽られ、人々はトランス状態に入り踊りだす。
普段は控えめなインド人女性たちも構わず踊りだす。
完全にイっている。

私もその訳のわからない宗教観にハマってしまたのだが、
この儀式を毎晩やっている現地人は完全にクレイジーだ。

バリ島の儀式”ケチャ”は観るのに入場料がいるなど、
完全に観光化されているが、
インドの”プジャ”の場合は誰でも自由に見ることができる。
誰もお金の為にやている訳でないので、本気度が違う。

 

クレイジーで言えば、こんな出来事も。

人気のない林道を歩いていると、
いきなりコテコテのヒンズー色に染まった男が目の前に現れる。
原始インド風の神の遣いのような感じ。

するとマントラを唱え出し、私を掴んでくる。
逃げようとすると、私の額の第三の目あたりにマークを付けた。
それで満足そうにその魔物は去って行った。

また後日、別の林道を歩いていると
再びその魔物が私の進路方向で仁王立ちしているを発見。
明らかにこちらを意識している。

「やばい」と思いながらも、私は素知らぬふりして通り過ぎようとした。
しかし再び捕まって第三の目にマークを入れられ、
そして魔物は満足そうに消えて行った。

完全に意味不明でクレイジー極まりない。
もしや魔物は幻の存在だったのか。
どうやらイリュージョンの世界に迷い込んだらしい。。。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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