丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

なぜかひと味違うカンボジアの子供たち

なぜかカンボジアの子供たちは、
他の国の子供たちにないものを持っている。

何かというと、”異常な人懐っこさ”である。

カンボジアには、日本でよく親が子供に言う、
「知らない人と喋ってはいけません。着いて行ってはいけません」
というセリフはないのだろうと思ってしまう。

 

 

シェムリアップには、レンタサイクル屋が多く存在する。
私は滞在中、2ドルで自転車を借りて町の散策を行った。

シェムリアップの町は小さく、ちょっと郊外にペダルを漕げば、
荒涼とした田舎の風景となる。

砂埃っぽい田舎道を颯爽と走っていると、
小さな子供が自転車2人乗りで頑張って前へ進んでいた。

私が追い抜き際に「ハロー」と言うと、
子供たちも「ハロー!!」と元気いっぱいに返してきた。

そしてしばらく一緒にサイクリングを楽しみ、
「バイバーイ!!」と元気いっぱいに別れて行った。

無邪気で素直な子供たちである。

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自転車でアンコールワットへ行く途中、
木陰で果物を売る露店があったため、休憩がてら立ち寄ってみた。

露店では女の子が1人で店番をしていた。

カットした新鮮なパイナップルが美味しそうであったため、
「幾ら?」と女の子に訊ねると「300リエル」と答えた。

小銭の持ち合わせがなかったため、
「1ドルで支払っても大丈夫?」と女の子に訊いたところ、
彼女は英語で何か言ってきたが、クセがあり過ぎてよく理解できない。

2人で揉めていると、女の子のお母さんがやって来て、
ドルを受け取ることで事態を沈静化してくれた。

そして女の子は強気に
「1ドル払ったら、お釣りは40リエルで大丈夫かって訊いてたのよ」
と私に説教して、お釣り40リエルを渡した。

私は「生意気な子供だな」と思いつつ、
露店の脇に立ちパイナップルを食べていると、
女の子は私に「店番専用の椅子に座っていいよ」と言って来た。

なかなかしっかりした子供である。

 

そしてパイナップルを食べながら、色々と女の子を茶化していると、
店番そっちのけで、すっかり私に懐いてしまった。

私にクメール語を教え始めたり、愛犬の紹介をしたり、
無邪気に屈託なく絡んでくる。

結局、小休憩どころか30分ほど戯れていた。

そしてそろそろ行こうと腰を上げると、
女の子は寂しさを分かり易いほど顔に出していた。

後ろ髪を引かれる思いだったが、露店を後にした。
なんか切ない気分であった。

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アンコールワットでも、そこにいる子供たちは健気であった。
手を振れば、必ず振り返して來る。

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またプノンペンに滞在している時のこと。

夜に王宮近くの暗い裏通りを歩いていると、
ホームレスの子供姉弟がいた。

お姉ちゃんは5歳ぐらいで、弟は2歳ぐらい。
しかも弟は上半身裸というたくましさ。

2人とも可愛らしかったので、ちょっと遊んだところ、すぐに懐いた。
2人ともホームレスを感じさせないほど元気いっぱい。

安心してその場を去って、しばらく歩いている時、
何かの気配を感じた。

そこで周りを確認したところ、
なんとさっきの子供(弟だけ)がすぐ隣りにいるではないか。

ということは200mほど着いて来ていたことになる。
裸足で音がしないためか、全く気付かなかった。

200メートル先では、お姉ちゃんが弟に向かって、
「戻ってきなさーい!」と叫んでいる姿が小さく見えた。

 

子供に「ほら、お姉ちゃんが呼んでいるよ」と言っても、
戻ろうとしない。

私が歩き出すと、一緒にテクテク着いて来る。
まるで公園で見つけた子猫のように。

そこで元の場所へ連れて行こうとしたが、頑なに拒む。

「困ったなぁ」とその場で立ち往生していると、
お姉ちゃんが駆けつけて来た。

それに気づいた弟は突如背中を地面につけ完全防御態勢となり、
姉から捕獲されないように手と足で払いのける。

まるで柔術の試合を観ているようである。(笑)

 

私はハッと我に返り、「今が行くチャンスだ」と思い、
その場から立ち去った。

しばらくして後ろを振り返ったが、子供の姿はなかった。

 

 

とにかくカンボジアの子供は、無邪気でかなり人懐っこい。
相手が外国人であろうが、お構いなしである。

ここまで子供が印象的な国は、未だかつてない。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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