【アヴィニョン観光】教皇庁やシャレた街中を散策してみた@南フランス
アヴィニョンは南フランスのプロバンス地方にある、人口9万人ほどの都市。
17世紀にはカトリック教会の中でも、最高位の教皇庁が置かれていたほどの重要な街であった。
そう、現在で言うところのバチカン市国であり、法王(司祭)がアヴィニョンの教皇庁に住んでいたということだ。
その教皇庁や街を都市囲む城壁やローヌ川に掛かる橋など、アヴィニョンには世界遺産に登録されている建造物があるためか、観光地として人気の場所となっている。
またアヴィニョンには、フランス版新幹線であるTGVの停車駅もあることから、多くの観光客が訪れる。
特に夏のハイシーズンには、南フランスはヨーロッパ各地からの観光客でごった返すらしい。
今回、そんなアヴィニョンの街を歩いてみたり、個人的な趣味でちょっと外れのオーガニックファームを訪れたりしてみた。
迷路のようなシャレたアヴィニョンの街
アヴィニョンの市街地は、17世紀に建てられた城壁に周囲を囲まれた形となっている。
街自体がとてもコンパクトにまとめられているため、一日もあれば十分に街中を散策できる。
しかし、迷路のような造りになっているので、方向音痴ならば同じところをグルグル回ってしまう可能性は否定できない。
実際に僕自身、方向音痴な方でないにも関わらず、ほとんどの建物が似たような形をしており、目印になるようなものもなかったので、道に迷ってしまうことがあった。(笑)
なのでグーグルマップなどのGPSを活用しながら散策することをおススメする。
アヴィニョンの街は、観光地として綺麗に整備されているため、僕たち日本人が想像する南フランスのオシャレな街そのものである。
散策をしていて、いい感じの雰囲気にしばし足を止めてしまった。
↑ちょっと賑やかなメインストリート
食事(ランチ)はやはりフランスらしく、オープンカフェレストランで済ませるのが乙。
日中からワインを飲むのが、フレンチスタイル。
ごちそうさまでした。(笑)
アヴィニョン教皇庁からの眺めにうっとり
アヴィニョン教皇庁は街のシンボル的存在であり、まさに日本の城の如く丘の上に建てられている。
↑見事なプロバンス風のかわいい石畳
教皇庁に興味がなくても、丘を登ってみて、アヴィニョン周辺の眺めを楽しむ価値は十分にある。
オレンジ屋根の典型的なプロバンス風の家や自然(森や川)が目に飛び込んでくる。
↑ローヌ川に掛かるアヴィニョン橋
↑子供向けの遊具はもちろん貴族風(笑)
オーガニックファーム
フランスは、オーガニックファームの先進国である。
そこで「食」に関心のある僕は、アヴィニョン市街地から見て、ローヌ川の向こう側にあるオーガニックファームを訪れてみた。
オーガニックファームに到着し、農園スタッフに「農園内を見学してよいか?」と尋ねたところ、「どうぞご自由に」という快い返事を貰った。
そして「どのようにして有機農法で野菜を育てるのか」と好奇心を持ちながら農園を見学していると、若い農園スタッフが色々と説明してくれた。
農園スタッフの話によると、完全有機農法は「害虫を食べる良い虫」や「動物」を活用し、作物を育てるらしい。
だが、それがなかなか面倒らしい。
ちょっとした隙に作物が病気に掛かり、全滅することもあるという。
そして一度ある作物が病気に掛かると、数年間はその作物を育てることができないなど深い哲学があるようだ。
化学肥料や農薬を一切使わないで作物を育てることは、かなり労力が掛かることが理解できた。
でも、人々の食の安全のため、ぜひとも頑張ってほしい。
また農園内には小さな野菜市場があり、現地フランス人が買い物に訪れていた。
フランス特有の野菜が並んで興味深かったので、いくつかのオーガニック野菜を買ってみた。
↑作物のサイズが大きい・・汗
↑フランス料理の定番アンティチョーク
↑ナスの形も日本のものとは違う
↑エシャロットと僕の好きなニンニク
「あざーっす!」
以上、サクッと僕流のアヴィニョン観光でした。
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