丸腰の非正規労働者が独立し国際交流を楽しむ。一匹狼で人生を欲望的に生きる一風変わった豊かな生活。

初の東南アジアで安宿デビュー@カオサンinバンコク

9月半ば、バンコクのスワンナプームに降り立つ。

到着ロビーでは結構な数の日本人を見かけるものの、
誰一人として背中にバックパックを背負った旅人はいない。
みな小奇麗な服を身にまとい、ゴロゴロのついたキャリーバッグ。

いっぽう旅人スタイルの欧米人の姿は目に入る。
ラフな服に身を包んだ私は、もはや一般的日本人とは相まみれない。
”旅人”という人種として、たとえそれが外人であろうと、
バックパッカーとの方が波動が合う。

 

到着ロビーを出て、初めて東南アジアの空気を吸う。
”モワ~~ン”
初の熱帯気候、これまで訪れた国とはまるで違う。
湿度を感じるうえ、なんか気だるい空気。
匂いも独特だ。

先進国のあの張りつめた緊張感を感じない。
適当な空気が流れている。
これがあの噂の「マイペンライ」なのか。
この空気感は全く想像を絶していた。

 

バスで、世界のバックパッカーが集まるというカオサンへ向かうことに。
空港⇔カオサンのリムジンバスがあるとガイドブックにある。
トランスポーテーションターミナルにてバスを探すが、よくわからない。
周囲には現地人(ローカル)しかいない。

埒あかないと思いローカルに尋ねると、ワゴン車に案内された。
リムジンバスよりも安く、100バーツでカオサンまで大丈夫とのこと。
ワゴン車は満員にならないと出発しないシステム。

しばらくすると満員になり出発。
私以外みんなタイ人のため、タイ語の独特な発音に車内は包まれる。
このだらけた空気感とタイ語は非常にマッチしている。
タイ人は気さくな性格もあってか、車内で緊張感が解された。

渋滞もあって1時間30分ほど経ち、カオサンロード近くで降ろされる。
すっかり夜になっており、方向感覚がわからない。
気合いを入れ直し、いざバックパッカーの聖地カオサンへ。

す、すごい活気。
言葉でうまく言い表せないが、、派手にごちゃごちゃしているというか。
クラブやバーからの音がうるさく、また欧米人の数が半端ない。
露店の数も半端なく祭り状態。活気がヤバい。
もはや周りが見えない、完全にノまれている。

完全に場違いな所に来てしまった。しかし後には引けない。
中への突入は無理だと悟り、ガイドブックを頼りに
カオサンの喧噪から少し外れたゲストハウスに行ってみることにした。

なんとか辿り着いたものの、「今は改装中で営業中でない」と言う。
他のゲストハウスを紹介してもらうことになった。

案内役の中学生ぐらいの子供についていく。
あの喧噪と人混みに満ちたカオサン心臓部を臆することなく、
堂々と歩く姿にはたくましさを感じる。

案内されたのはカオサン心臓部に位置する、
こじんまりとした食堂の奥にある”wally house”という安宿。
案内なしでは到底たどり着けないような場所。

バトンタッチして、老婆から部屋を案内される。
廊下の一部分を改造し無理やり部屋にした場所。
扇風機あり、もちろんエアコンなし。
一応鍵はあるが、壁を押したら倒れそうである。(笑)

1泊120バーツ(360円)ということなので、ここに決める。
・・・というか他を探すことが億劫だっただけ。

しかしまぁこの宿、隣がナイトクラブなので騒音が凄まじい。
夜2時までイケイケな音に晒される。
おかげで寂しさを感じることはなかったのだが。
疲れていると爆音の中でも意外と寝れるものである。

ある朝なんか、起きてみるとアリに身体中たかられていた。
日本のおいしいお菓子をアジアの子供たちに上げよう思い、
バッグの中に入れておいたのが原因。全滅だ。

大陸のアリは日本のお利口さんアリとは違う。
その図々しさといい逞しさといい凶暴さといい。
ネズミのサイズも20cmあったりするからビックリだ。

 

ちなみに滞在中、もう一つの安宿街が集まる有名なエリア、
マレーシアホテル界隈への偵察にも行った。

こちらはカオサンとは違い静かなエリアだ。
カオサンに慣れるといささか寂しく感じる。
宿を変える気にはならずじまい。

 

結局、バンコク滞在10日間は全てカオサンの騒音宿で過ごすことに。
酷くても”住めば都”である。

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戸茂 潤(とも じゅん)

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